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2006年3月30日 (木)

【MOVIE】ジェーン・エア

私の映画好きは母ゆずりかもしれない。
小さい頃は、テレビで放送している古い映画を観ている母の横にちょこんと座っていました。
・・・と言っても、ちょっと叫び声やおどろおどろしい音楽が聞こえてくるだけでも、テレビの見えないところへ逃げ去ってしまうくらい怖がりだった私。
これもそのパターンで途中までしか観ていなかった作品。
怖いと感じたシーンは、なぜかよく覚えています。
今観るとなんてことはないけど・・・火の手が上がるシーンでした。

『ジェーン・エア』

お気に入り度 ★★

Dvd_17原作はシャーロット・ブロンテの名作『ジェイン・エア』。
この作品は何度か映画化されているそうですが、今回私が観たのは1944年のジョーン・フォンティン版。
古い映画を改めてみると、思いがけず豪華キャストだったりします。
この1944年の『ジェーン・エア』には、オーソン・ウェルズ、マーガレット・オブライエン、そして子役ながらしっかりと強いインパクトを与えているエリザベス・テイラーなどが。
ジョーン・フォンティンは知性あるすっきりした美人さんで、ジェーン・エアの雰囲気がよく出ているし、オーソン・ウェルズのロチェスターも似合いすぎ。
このキャスティングは、観ていて楽しめました。

私は原作を読んでいないので、子どもの頃に観るのを挫折したところまでしかストーリーは知りませんでした。
(それもあまり覚えてなかったけど・・・)
不幸なジェーン・エアが成長し、幸せをつかむ物語・・・っていう曖昧な記憶だけ。
てっきりありがちなシンデレラストーリーかと思っていたんだけど、そうでもなかったところは良かったです。
ちょっとサスペンス調だったりして、子どもだった私が怖がったのもうなづける。

こういう古典映画はそれなりに面白いと思うし、興味深いことは興味深いんだけど、いつもなかなか感情移入できないでいます。
文化の違いは別に気にならないけど、時代を遡ると理解できないことも多い。
胸がむかむかするような差別だとか蔑みには憤りを感じます。
現代でも差別はあるけど、100人いたら100人が同じように思っているわけではないはず。
この物語では、寄宿学校ローウッドでひとりぼっちになったジェーンに、エリザベス・テイラー扮するヘレンが手を差し伸べます。
そこに救いがあったけど、それでもやっぱり胸がむかむかしました。
身分違いの恋とかも好きじゃない。
これは現代でもあると思うけど、人間の価値が違うから結ばれないなんて本当にバカバカしいと思ってしまう。
そんなわけで、いまいち感情移入できないのです。
でも、ジェーンの不屈の精神や、幼い頃にさんざん苛められて憎んでいた伯母さんに向ける瞳には、そんなくだらない身分や差別を打ち壊す強さを感じました。

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コメント

はじめまして。TBありがとうございました。

手紙のようなブログ、なるほど、とてもステキなブログですね。

それと、記事中の「100人いたら100人が同じように思っているわけではないはず」という言葉にとても共感し、ステキなお人柄でもあるのねと嬉しく読ませて頂きました。

原作の方でもゴシックホラー的な部分がありますので、その雰囲気は忠実に映画に生かされていると思いますが、白黒の映像はカラーより不気味ですよね~。(^^;)

私の方からもTBさせて頂きますね。

投稿: Elinor | 2006年3月31日 (金) 20時45分

>Elinorさん

コメントありがとうございます。
このブログを気に入って頂けたようで、とても嬉しくてくすぐったい気持ちです。

Elinorさんのブログも、品がある感じでとても面白そうだったので、今後もお邪魔させて頂きますね。
これからもよろしくお願いします♡

投稿: rie | 2006年3月31日 (金) 21時15分

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» 「ジェーン・エア」 [Elinor's Forest]
「レベッカ」でヒロインを演じたジョーン・フォンティンは、4年後に「ジェーン・エア」でも主人公ジェーン役を演じています。 [続きを読む]

受信: 2006年3月31日 (金) 20時46分

» 女家庭教師〜「ジェーン・エア」 [気まぐれ映画日記]
ジェーン・エア1944年ハリウッド制作の「ジェーン・エア」を(途中ちょっと寝てしまったけれど)観る。 『嵐が丘』と同様、シャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』も何度となく映像化されている。私は一応原作を読んだことがあるのだけれどどうも印象が薄く、小説より....... [続きを読む]

受信: 2006年4月 1日 (土) 01時57分

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