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2006年5月12日 (金)

【MOVIE】ヒトラー~最期の12日間~

お気に入り度 ★★★

Movie12ナチ支配下のドイツを舞台にした映画は何本か観たし、本も数冊読んだけど、ヒトラーその人を題材とした作品は初めて。
ほとんど予備知識がない私には、周囲の人々がヒトラーをカリスマと崇めていることが不思議でした。
そもそもヒトラーがどういう人間だったのか、どういう経緯で総統の座につき、あれだけのカリスマ性を誇ったのか。
タイトルに“最期の12日間”とあるように、その過程は描かれていません。
ただ、女性や子どもに接するヒトラーの優しい顔と、独裁者としての顔という二面性がリアルに描かれていた。
それは晩年のヒトラーが錯乱状態だったからなのか、そもそもそういう人間だったのかはよくわかりません。
タバコ嫌いで喫煙を厳しく禁じていたり、菜食主義者だったという事実も、私の想像する独裁者のイメージとはちょっと違った。
ただ、周囲の人々が依存とも思えるほど傾倒し、忠誠を誓っていたことを考えると、ある面から見れば魅力的な人物だったに違いない・・・と思います。

終盤は、ヒトラーと婦人が自殺し、残された周囲の人たちも次々に自決していく・・・という重いシーンの連続。
観ているのが苦痛になりました。
特に、幼い子どもたちに自ら手を下す母親には、思わず涙してしまいました。
母親が飲ませようとする睡眠薬を見て意図を察した一番年上の少女に、無理やり薬を飲ませる母親。
そして、子どもたちが眠りにつくと、毒薬を次々に口に入れていく・・・。
ヒトラーがいなくなり絶望した人間の感情は計り知れない。

ラストシーン、戦場から生きて家に帰った少年のエピソードが救いでした。
少年に熱があることを案じる母親の言葉に、父親は微笑んで「でも、生きている」と一言。
この映画の完成度の高さを物語っていると思いました。

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