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2006年5月14日 (日)

【MOVIE】ナイロビの蜂

いつも仲良くしてもらっている会社の先輩と映画デート♪
私が前から目を付けていた『ナイロビの蜂』を観にいきました。
初日だった昨日、劇場に入っていくと妙に年齢層が高い・・・。
20代くらいはほとんどいなくて、年季の入ったご夫婦とかがとっても多かった。
なんで?これってそういう映画?
いや、20代の女性の方にもじっくりと腰をすえて観られる作品だと思います。

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『ナイロビの蜂』公式HP

Movie_12それは、しばしの別れのはずだった。
英国外務省一等書記官のジャスティンは、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサを見送った。
「行って来るわ」「じゃ2日後に」それが妻と交わす最後の会話になるとも知らずに・・・。
ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所所長で、友人でもあるサンディだった。
テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。
彼女は黒人医師アーノルドと共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。
今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある殺人事件として事件を処理しようとする。
妻の死に疑問を抱いたジャスティンは、妻の死の真相を追う旅に出る。

《監督》
フェルナンド・メイレレス

《主なキャスト》
レイフ・ファインズ
レイチェル・ワイズ
ダニー・ヒューストン

ユベール・クンデ
ビル・ナイ
ピート・ポスルスウェイト

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お気に入り度 ★★★★★



すごく好きな作風でした。
作品の構成、映像美、音楽、壮大なテーマ・・・。
フラッシュバックを多用した構成がとても効果的で、わかりやすい。
本作でアカデミー賞助演女優賞を受賞したレイチェル・ワイズはもちろん、演技派としても有名なレイフ・ファインズの演技も見事。
表情や仕草のひとつひとつを観ても、本当にいい役者さんだなぁと感心してしまいました。
アフリカのスラムの映像などが本当に自然体で、レイチェル・ワイズが援助活動するドキュメンタリー番組のように観えました。

テーマは大きく2つ。
製薬会社の陰謀を取り上げ、貧困の蔓延る第3世界で起こっている問題を鋭く突いている。
この話は実話というわけではないけれど、実際に現代社会で起こっていることを例示しているにすぎないのだと
思う。
日ごろの生活に追われている私も、もっと世界で起こっていることに目を向けなければいけないと感じました。

もうひとつはこの映画の原題に象徴されている。
原題は『The Constant Gardener』。
直訳すると『誠実な庭師』・・・主人公のジャスティンは庭いじりを趣味とする物静かな英国紳士。
彼は優しくて、妻のやることに口を出すこともない。
しかし、情熱的な妻テッサを失い、彼女がどういう人間だったのかを見つけるために行動を起こす。
その心情の変化がすごく丁寧に描かれていて、切なく、心を揺さぶられました。

出会った頃、「まだお互いをよく知らない」というジャスティンに、「もっと私を探求して」とテッサが答える印象的なセリフがありました。
人と人との関係全てにあてはまる素敵な言葉だと思う。
近い存在の人であっても、完全に理解しあえることはない。
どんなに信頼しあって、長年連れ添ったとしても、相手を探求し続ける心こそが愛なんだと教えられました。

結末は意外でした。
悪い意味ではなく、裏切られた感じ。
でも、パンフレットを読んで振り返ってみたら、なんとなく理解できました。
心に染み込むような素敵な映画。
DVDが出たら、もう一度観たい映画です。

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コメント

TBどうもでした~♪
>近い存在の人であっても、完全に理解しあえることはない。
そうなんですよね!どんなに話し合っても、完全に解り合えない。だからこそ、会話って大事だと思ってます。少しでも理解し合わないと、せっかく巡り合えたのに勿体無いです~♪

投稿: はっち | 2006年5月26日 (金) 22時56分

>はっちさん
コメントありがとうございます♪
共感して下さって嬉しいです。
本当に人と人との繋がりってむずかしいけど、だからこそ素晴らしさがありますよね。

投稿: rie | 2006年5月28日 (日) 17時58分

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