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2006年6月30日 (金)

【MOVIE】エレファントマン

お気に入り度 ★★★★★

Movie_22舞台は19世紀末のロンドン。
ジョン・メリックは、生まれつきの奇形のために見世物にされ続け、人としての扱いなど受けたことがなかった。
しかし、ロンドン病院に努める優秀な外科医フレデリック・トリーブスに出会い、徐々に人間としてのアイデンティティを確立していく・・・。

私が生まれた年に公開された映画です。
以前から観てみようと思っていた作品のひとつで、最近ようやく観ることができました。
映画を観てから知ったんだけど、驚いたことにジョン・メリックは実在の人物で、本作は実話に基づいているとのこと。
とても衝撃を受けました。
この作品の公開当時は、かなり話題になったみたい。
映画ファンなら絶対に観るべき・・・と評されている作品です。

人間ってすごく残酷だなぁと思う。
動物は生死や子孫繁栄のために他を攻撃することはもちろんあるけど、人間は相手を貶めるためだけに攻撃したり迫害したりできる生き物。
そういう残酷な姿が、誰の中にもあることを目の前に突きつけられた気分になりました。
ジョンの繊細な感情がとても丁寧に描かれていて、どこまでも純粋なジョンに涙が出ました。
「普通」になることを夢見て、「普通の人のように横になって寝たい」というささやかな願いを抱くジョンがすごく痛ましい。
命が危ないと知りながらささやかな願いを叶えようと決意するジョンは、自分にとって何が幸せなのかを決めたんだと思う。
始めは恐る恐る近づいた人たちが、次第に心を動かされていく過程には安堵があるとともに、それでも心無い人たちが必ず存在するというところにリアリティがある気がします。

私にはお気に入りの映画とはちょっと別格で、「忘れられない映画」がいくつかある。
『エレファントマン』は、間違いなくそのひとつ。
モノクロで古くて、しかも重い内容の映画というと敬遠してしまう人も多いけど、すごくもったいない。
説教臭いメッセージではなく、感情を突き動かされる映画を観たいときに是非観てほしい。
ただの感動ものではない、心に焼き付いてしまう映画です。

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2006年6月28日 (水)

申し込み開始

2006年度『福祉住環境コーディネーター1級検定試験』の受験申し込みが、昨日から開始になりました!

私も早速インターネットで申し込みを済ませました。
受験料は10,500円。
2級は6,300円・・・これだけ受験料が違うと、なんとなく重みがあるような気がします。
これにテキストもろもろと、試験会場までの交通費、独学とはいえ資格取得ってお金がかかる。
この資格が取れたら会社からご褒美!・・・なんてあったらいいんだけど。

お金のことはともかく、やっぱり申し込みをすると「いよいよだな」っていう気持ちになる。
去年は仕事の関係もあって1年で3つも資格を取る羽目になったけど、今年はこれに賭けています。
とはいえ、ちっとも勉強が進まない。。。
仕事のせいにしちゃいけない!!と思いつつも、やっぱり仕事の忙しさに負けてしまいます。
一日が30時間くらいあったらいいのにな。
7月に入ったら試験まであと2ヶ月になるので、きちんとメリハリをつけた生活をして、勉強時間を作ろうと思います。

福祉住環境コーディネーター1級試験要綱は
こちら

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【MUSIC】嫌われ松子の歌たち

映画『嫌われ松子の一生』を観て、素敵な歌たちの虜に。
サントラ買おうかな~と思っていた矢先に、一緒に映画を観にいった先輩からサントラを頂きました!!
本当に可愛いし、聴いているだけで楽しくなってくる、素敵なサントラです。
最近、毎日朝っぱらからこのCDをかけているおかげで、いつもはテンションが低い朝もちょっと目覚めがいい。
特に、ポップな曲調が朝のお掃除にとっても合うのです。

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『嫌われ松子の歌たち』

Music_21. トゥリル トゥリル リカー(木村カエラ) 
2. faker(ch feat.B-BandJ) 
3. Dream Time(及川リン) 
4. Endless(Joe Himeji feat.J.) 
5. まげてのばして(子供)(湯浅亜美) 
6. Candy Tree(及川リン) 
7. あなたの心に(中山千夏) 
8. USO(阿井莉沙) 
9. Happy Wednesday(中谷美紀) 
10. LOVE IS BUBBLE(BONNIE PINK) 
11. 古い日記(和田アキ子) 
12. Feeling Good(Michael Buble[']) 
13. What Is A Life(AI&及川リン) 
14. Candy Tree(ARR)(及川リン) 
15. She’s What I Want To Be(ch) 
16. Here,Always(Tommy Snyder&Yoshika) 
17. Walking On Springtime(Barbara Borra) 
18. まげてのばして(ending)(中谷美紀) 
19. Matsuko Medley 

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一番好きなのは中谷美紀さんの「Happy Wednesday」かなぁ。
踊りだしたくなるような可愛さで、なぜかこのCDを下さった先輩を思い浮かべてしまいます。
それに、曲調がすっごくディズニーっぽい!
何回か聴いて「どこかで聴いた感じだなぁ・・・」と思って考えてみたら、まさにディズニー!
ぜひそう思って聴いてみてほしいです。

次に好きなのは、なんと和田アキ子さんの「古い日記」。
なぁんで和田アキ子なんだろう???と思わず笑ってしまうんだけど、しかも曲を聴くとなんだかドスの聴いた歌声でますます笑ってしまうんだけど、妙にいいです。
それにやっぱりいい声してます、大御所は。

よく頭を回って止まらなくなるのは木村カエラさんの「トゥリル トゥリル リカー」。
意味はよくわからないけど、お風呂に入っているときだろうと仕事中だろうとかまわず、頭の中を回って止まりません。
歌いたくなるのは、やっぱり「まげてのばして」。

普段は邦楽だったらMr.Childrenばっかりの私だけど、映画のサントラとなると話は別。
持っているサントラは洋楽かインストゥルメンタルしかなかったので、邦楽のサントラは新ジャンル。
しばらくはまりそうです。

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2006年6月27日 (火)

【DRAMA】功名が辻(第25話)

『吉兵衛の恋』・・・。
それが第25話のサブタイトル。
武田鉄也さん演じる吉兵衛を見ていると、どうしても金八先生に見えてしまう瞬間があります。
けど、このキャラは好き。
不器用で、一豊への忠心の塊で、一豊と千代の親代わりのように温かい吉兵衛。
でも、恋には本当に疎い。
千代のイライラがすごくわかるなぁ。
煮え切らない吉兵衛に「男らしくありません!」とバッサリ言ってのける千代が気持ちいい。
夢とか信念を貫くために、好きな女性をあきらめるって・・・じゃあ、女性の気持ちはどうなるの?
好きな女を大切にできないような男に、本当に信念が貫けるのか疑問です。
だいたい、比べるものじゃないでしょ・・・。
好きな人がいるからこそ、夢とか信念を貫く強さが得られるって考えないのかな。
でも、そう考える男性は意外と世の中に多い気がする。
男性の方が、そういうことには不器用なのかもしれないけど。

その点、『功名が辻』に登場する女性たちは、本当に逞しい。
一豊を支える(というより、引っ張っている?)千代、秀吉に天下を取らせまいと柴田勝家の妻となったお市、信長の妻・お濃、秀吉の妻・寧々。
この時代を引っ張っていたのは、本当は女性なんじゃないかと思ってしまう。
でも、いつの時代もそういうところはあるかもしれない。
結局、最後に強さをみせるのは女性だったりする。
逞しいからといって女性らしさがないかというと、私には逆にとても女性らしいと感じます。
海とか大地を「母」に例えることがあるけど、女性の包容力とか母性とか・・・素敵だなぁと思う。
女に生まれて良かったな。

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2006年6月25日 (日)

【MOVIE】ホワイト・プラネット

公開を心待ちにしていた『ホワイト・プラネット』。
ところが、上映が始まる時間になっても人がポツン、ポツン・・・。
しかもかなり小さいお子さんを連れた家族連ればかり。
子どもがじっと座って観ていられる映画だといいんだけど、案の定、後半は飽きてしまった様子でした。

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『ホワイト・プラネット』 

Pre_2地球の果てに白く輝く星、北極。
ヨーロッパ、ユーラシア、アメリカの3大陸に囲まれた青く深い海に浮かぶ氷の王国は、地球の気候の変化により消えようとしている。
極寒の長い冬から光溢れる短い夏まで、『ホワイト・プラネット』は北極の過酷な大自然の中で、未来へと命をつなげるために逞しく生きる動物たちの感動スペクタクル。

共同監督:ティエリー・ラゴベール
共同監督・共同脚本:ティエリー・ピアンタニダ

製作・共同脚本:ステファン・ミリエール

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お気に入り度 ★★

期待が大きすぎたのか、ちょっと期待はずれでした。
自然ドキュメンタリーなので、『ディープ・ブルー』同様ストーリー性はないことはわかってたんだけど、なんていうか・・・まとまりがない。

北極という普段の生活とは無縁の土地を題材にしたという点に関しては、とても興味深いしそれなりに面白いとも思ったけど、こういう映画に必要な「刺激(驚き)」と「感動」に欠けている気がしました。
それと、予告編で見せすぎちゃったんじゃないかなぁ・・・。
この映画の予告編は本当に素敵で、テレビでやっている動物番組でも観たことのない動物や、氷山が崩れ落ちる瞬間などはとっても魅力的でした。
でも、そこがまさに映画の見せ場だったみたい。
予告で見せ場を全部明かしちゃったら、映画が面白くないのは当たり前。
たまにあります、予告を見ればストーリーから結末まで全部わかっちゃう映画。

私はこの映画の予告編を観て、「海のユニコーン」と呼ばれるイッカクに目が釘付け。
ほとんど、イッカクをもっと観てみたい!!という想いだけで本作を心待ちにしていたのに、予告の映像+αくらい。
生態についてとか、「海のユニコーン」の神秘とか、魅力的な解説はひとつもなかった・・・。
ズキンアザラシという、なんとも奇妙で不細工なアザラシについても、たいした解説はなく、やっぱり予告の映像+α。
「刺激(驚き)」と「感動」をもたらしてくれるものではありませんでした。
(予告を観た時点で驚き、感動してしまったので・・・)
イッカクをもっと観たかったな。

ホッキョクグマの映像は良かったです。
どうやってあんなに間近で撮影できたんだろう?
ホッキョクグマの産まれたての赤ちゃんが、お母さんのおっぱいを
飲んでいるところ。(これも予告で見ちゃってたけど)
本当にちっちゃくて、お母さんの手の平の半分くらいしかない。
なのにお母さんクマは赤ちゃんを抱き寄せようとして、赤ちゃんが潰れちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしてしまいました。
お母さんクマの仕草がとっても愛おしそうで、心が温まるワンシーンだった。
巣穴を出て、子どもがお母さんの後をコロコロ転げるように着いていく姿も、微笑ましくて心温まりました。

今まであまりよく知らなかったけど、北極というところについてはかなり興味深かった。
パンフレットには本編で語られない北極についての解説が色々ありました。
例えば、北極は南極よりも暖かいとか、地球温暖化によって北極の氷が溶け、海の水が増えることでさらに温暖化を促進してしまう・・・なんてことも書かれていました。
映画のナレーションでは、何年か後には消失してしまうかもしれない北極を通して警鐘を鳴らしている、という色がとても強いと思う。
それはそれで良いと思うけど、説教臭いことは否めないし、パンフレットを読んでいる方が興味深いというのもね・・・。

極寒の地で厳しい撮影を敢行したスタッフには賞賛を送りたいけど、映画としてはいまいちでした。

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2006年6月23日 (金)

2006FIFAワールド杯 ブラジルvs日本(4-1)

4-1で日本決勝トーナメント進出ならず・・・。

ブラジルってすごいなぁ~。
思わずため息。
昨日も仕事で遅くて眠い目をこすりながらも、スピードが違うし、パスが面白いように繋がるのが楽しくて魅入っていました。
クロスのパスなんかは教習ビデオみたい。
ブラジルはいい距離で一瞬でも自分の前に隙ができれば確実にシュートを打ってくる。
卓越した個人技能は観ていて気持ちがいいです。
キーパーの川口がすごくよくボールに触りにいっていて、かなり助けられた場面が多かった。
ディフェンスがきちんとつめていれば、隙間からシュートを打たれてもコースが限定される。
前半の前半はそういう良いディフェンスもあったんだけどな・・・。

前半34分、玉田から一瞬の隙をついたシュート!
私的には予想外の日本先制。
これで日本の士気が上がったとともに、ブラジルを本気にさせたんじゃないかな。
時間が経つにつれてディフェンスのつめが甘くなり、受身のサッカーになってしまった気がします。
前半ロスタイム、露名独活のヘディングシュートで同点に追いつかれたあとは、セットプレーで上手く左右に振られたり、ディフェンスが低いときに打たれたシュートであっという間の逆転。
後半14分でブラジルに3点目が入った後は、「まだまだ何点でも入りそう・・・」と思って半分くらいは眠りに落ちてしまいました。

日本は決勝トーナメント進出は叶いませんでしたが、決勝トーナメントでは予選よりさらに熱い闘いが観られそう!
・・・でも、時差があるからあんまり観られないけど。
優勝の行方には注目したいと思っています。
日本にとっては、次は2010年。
南アフリカ大会ではぜひ決勝トーナメント進出を目指して頑張って欲しいな。

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2006年6月22日 (木)

コミュニケーションを円滑にする技術②

人はみんな、自分の内部に3人の人間を抱えている・・・という考え方があるそうです。
3人とは、「ペアレント(親)」、「アダルト(大人)」、「チャイルド(子ども)」のこと。
ある人の中でペアレントが優勢であると、他者に対して親のように行動を規制したり、考えを直したり、命令をしたりする一方で、人の面倒を見てあげようという気持ちが強くなる。
アダルトが強いと情報を注意深く扱い、筋の通った考え方で他者の感じ方や意見にも偏見を持たず冷静に対処できる。
そして、チャイルドが強いと、わがままになったり自分勝手になったりすることもある反面、開放的な面が現れてくる。
二者関係のコミュニケーションは、それぞれこの3人の人間を内に持った人同士の間で行われることになります。
この相互関係が、平行に流れるとコミュニケーションは上手くいくそうです。

Photo_8例えば、AさんがBさんを頼りにして相談を持ちかけたとします。
この場合、Aさんはチャイルドの立場で、Bさんをペアレントとして見ている。
それを受けてBさんがペアレントとしての応対をすれば、Aさんは「理解してもらえた」と認識して安心する。
しかし、Bさんがアダルトやチャイルドとして応対すると、Aさんが求めていた相手ではないため、不愉快な気持ちになったり、納得できなかったりする。
最初に投げかけられたコミュニケーションがどのレベルから発
せられたのかを正しく認識し、平行な相互関係でコミュニケーションを取るということが大事。
Photo_10高齢者や障害者に対して話しかけようとするとき、その人がどのような会話を望んでいるのかは構わずにペアレントとして対応してしまう場合が多いらしいです。
相手がペアレントとしてのコミュニケーションを望んでいる場合は問題ないけれど、アダルトとしての会話を望んでいるのにペアレントとして話しかけられると、ばかにされた
、見下されている、という不愉快な思いさせてしまう。

なるほどなぁ・・・と思いました。
福祉住環境コーディネーターに限らず、どんな関係であれ、とっても大事なことです。
人と人との関係って繊細で、とても微妙なもの。
いつも相手に敬意を持って接することを心がけたいです。

【参考】福祉住環境コーディネーター検定試験1級テキスト 東京商工会議所

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2006年6月21日 (水)

【MOVIE】ユリイカ

お気に入り度 ★★

Movie_21ユリイカ;EUREKA
ギリシャ語で『我発見せり』の意。

長かった・・・そして難解でした。
たいして音声が入るわけでもなく、変化の少ない映像を見ている時間がどんどんどんどん連なって、気づけば3時間半以上。
これほど静かでスローな映画は、ハリウッドにはないと思う。
色んな意味で日本らしい雰囲気ではあるけど、山場という山場もなく、セリフも音楽も必要最小限、アップの画はほぼ皆無。
なのに、ちっとも飽きてくることはない、不思議な映画でした。

観客を引き込む要素は、あると思う。
最初にバスジャック事件が起きたときから、とにかく説明がない。
説明がなくて、本当にゆっくりと映像を見せるから、そこに何かヒントが隠れているんじゃないかと思う。
そして静けさの中に、何か起こりそう・・・という緊張感がある。
決して激しさとか荒々しさはない、本当に静かでスローな映画。
こういう作り方は嫌いじゃないけど、解釈のしようがありすぎて、謎がいっぱい残ってしまいました。
色んな解釈ができるというのは、映画にしても本にしても賛否を呼ぶと思います。
あえて出さないけどいくつか強いメッセージがあったし、映画の構成は見事だったと思う。
全編セピア色・・・と思いきや、最後にカラーでみせる場面など、演出もいい。
実験的な感はあるけど、よく出来た映画だと思いました。
カンヌ国際映画祭でも2冠という功績を残しているほど、一部では非常に評価が高いのにも納得はできた。
それがお気に入りの映画になるかどうかとは直結していないのが残念。
「とっつきにくい」という表現がぴったりです。

先日『初恋』を観て、宮﨑あおいさんの映画を観ようと思って借りてきたので、終始彼女に注目。
セリフがない・・・。
バスジャックに遭って心に傷を負った兄妹の妹役で、心の声を別にすれば、言葉を発したのは最後の最後だけ。
それでも、噂に違わず強烈な印象を残していました。
『初恋』ではアップの画が結構多くて彼女の微細な表情まで読み取れたんだけど、『ユリイカ』ではアップがほとんどない。
・・・にもかかわらず、彼女を取り巻く空気を「こずえ」のものにしてしまっていた感じ。
本当に、今後が楽しみな女優さんです。
お兄さん役は、彼女の実の兄であり、『初恋』でも兄妹を演じた宮﨑将さん。
彼もセリフがない・・・。
苦悩を抱えた青年を好演。
役所広司さんは言わずと知れた名優だし、これでテンポさえ良ければ、本当に良い映画なのかもしれません。

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2006年6月20日 (火)

【DRAMA】功名が辻(第24話)

明智光秀が信長を討ったことを聞き、破竹の勢いで光秀討伐に向かった秀吉軍。
光秀に追いついたもののとどめを刺せなかった一豊に、人間らしさを感じました。
半年間、『功名が辻』を観てきているけど、人間の命ってなんなんだろう?って考え込んでしまう。
私は、情とか、愛着とか、恩とか・・・そういうものにより人間らしさを感じる。
秀吉にも情はあると思うけど、したたかで目的のためなら何でもするところは信長と変わらない気がします。
だからより一層、一豊が人間臭く見えるのかも。

千代と一豊を見ていると、こんな夫婦いいなって思える。
それぞれはちゃんと自立しているように見えながらも、千代は一豊を立て、一豊は千代や家族を守り、一緒に生きている感じがする。

最近、千代を演じる仲間友紀恵さんの演技が気にならなくなってきました。
初めの頃はちょっと過剰な表現がかなり気になってたんだけど・・・板についてきたのか、私が慣れたのか。
相変わらず大河のヒロインっぽい落ち着きや品格はないけど、千代がそういう役だから馴染んでしまった気がします。

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2006年6月19日 (月)

2006FIFAワールド杯 日本vsクロアチア(0-0)

やっとの勝ち点1。
なんだか観ていてすごくストレスの溜まる試合だったなぁ・・・。
両者とも決定力に欠けていたし、後半の残り10分くらいは完全に疲れきって精彩を欠いていました。

見せ場だったのは前半のPKを川口選手が止めたところくらい?
あれには思わず拍手を送りました。
サッカーのPKは、ハンドボールで言ったらペナルティ・スロー(PT)。
キーパーだった私は、PTのときの緊張感がすごく好きでした。
本来キーパーの方が不利な立場だけど、心理的なプレッシャーは打つ方が大きいと思う。
打つ方にとってはここで決まらなかったらブーイングだし、キーパーにとっては入れられて当然、止めたらヒーロー。
そういう状況だったら、冷静に相手の胸のうちを読めるのはキーパーの方かもしれない。

試合後のインタビューで、中田選手が「勝てる試合をまた落とした」と言っていました。
観ているほうとしても、本当に煮え切らない感じ。
粘って欲しいところで粘りきれませんでした。
次はブラジル戦。
どっちみち、もう失うものはないんだし、捨て身で気持ちのいいサッカーを見せて欲しいな。

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2006年6月17日 (土)

コミュニケーションを円滑にする技術①

福祉住環境コーディネーターにとって、知識や経験の他にもうひとつとても重要なものがあります。 
それはコミュニケーション。
住宅改修を必要としている相談者とその家族、また他の職種の人々との連携がとっても重要な役割を持っているから。
これって簡単なようで、実はすごく難しい。
私は特別ひととのコミュニケーションが得意というわけではない・・・というより、ちょっと苦手意識すらある。
でも、福祉住環境コーディネーターを目指す者として、もちろん向上心はあります。
そもそも外部の人と接する機会が少ない仕事をしているので、なかなか上手くはいかないけど、日々の生活で意識的に努力しているところ。

コミュニケーションには、言語と非言語によるものがあると言われています。
たとえば、人に何かを頼まれて「いいですよ」と答えるとき、それを“優しい声”で言うか“怒ったような声”で言うかで、相手が持つ印象は大きく異なります。

人と人とが接するとき相手に好印象を持つかどうかは、情報の内容が15%、顔の表情や声の調子が85%の重みを持っているそうです。
つまり、相手に何かを伝えるときには、話の内容(言語)はもちろん、声の出し方・表情・言葉遣い(非言語)などがとても重要だということ。
あたりまえじゃん!と思うけど、感情が出ちゃったり、相手を敬意を払えなかったり、ときとしてそれが困難なときもある。
でも、人間は相手に好意を抱けばその人の言うことを聞こうという気持ちになるし、逆にどんなに良い情報を伝えても、相手に聞く気がなければ何も伝わらないのと同じことになってしまいます。
非言語は普段からその人の雰囲気や態度に表れる気がするし、日々の生活から心がけるというのが大切なんじゃないかな。

【参考】福祉住環境コーディネーター検定試験1級テキスト 東京商工会議所

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2006年6月16日 (金)

【MOVIE】嫌われ松子の一生

映画館に行くと、その作品の客層が結構気になる。
年代や性別をはじめ、どんな人と一緒に来ているのか?家族連れ、カップル、ひとり・・・というのをチェックするのが密かに楽しみ。
客層を見るとその映画がどんな映画なのか想像できるし。
レディースデーに観にいくとさすがに女性が多いけど、この映画はそうじゃなくても女性向け・・・という気がする。

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『嫌われ松子の一生』 

Movie_20不幸って何?
女の子なら誰だって、お姫様みたいな人生に憧れる。
昭和22年、福岡県大野島生まれの松子もそのひとり。
でも現実は・・・・。
20代で教師をクビになり、エリートから転落して家を飛び出しソープ嬢に。
やがてヒモを殺害して刑務所へ・・・。
壮絶な不幸に揉みくちゃにされながらも、誰かを愛し、その人だけを信じて突き進む。
傷ついても傷ついても、松子は愛する人への思いを胸に夢を見続ける・・・。

監督・脚本:中島哲也

主なキャスト:中谷美紀・瑛太・伊勢谷友介・香川照之・市川実日子・黒沢あすか・柄本明

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お気に入り度 ★★★

音と光と色に溢れて、ピカピカキラキラ・・・ミュージカルを観ているみたい。
テンポのいい展開に、ノリのいい音楽、メリハリのある映像。
話の内容はともかく、こういう映画にはついつい引き込まれてしまいます。

個人的には、どっちかっていうとお嬢様的なイメージを持っていた中谷美紀さんが松子を演じているという意外性も、引き込まれた一因。
中谷さん、あんな変顔ばっかりでいいの?・・・と思いつつも、まさに体当たりの演技には驚嘆しました。

残酷だけど、人間って他人の不幸を笑いものにできちゃうんだなぁ。
だって、松子の人生って、本当に笑えないくらい不幸。
だけど、本人は愛する人への思いを胸に最後まで夢を見続けた人として描かれている。
じゃあ、彼女は幸せだったの?

それもちょっと違う気がする。
最後は引きこもって、とびきり不幸で・・・でも、ほんの一筋の最後の希望の光を持っていた。
それが龍や笙にとっての、松子の偉大さだったんじゃないかな。
その描き方ひとつで、この映画は全然違ったものになっていたかもしれない。

この映画を観たいと思ったのは、中島監督の前作『下妻物語』が意外なほど面白かったから。
半年以上前から、映画館でしつこいほど予告編をやっていたせいもあるけど・・・。
あまりコメディは積極的に観ないけど、『下妻物語』をテレビで観て、あのおかしな世界観にはまってしまいました。

ストーリーも突飛じゃないと言えば嘘だけど、語り口がすごく面白くて、やっぱりピカピカキラキラ・・・勢いがある。
今回の『嫌われ松子の一生』も、松子の存在すら知らなかった甥っ子の目線で物語が進むというのが意外だったし、ピカピカキラキラ・・・。
何よりも、BONNIE PINK、AI、木村カエラなどの豪華アーティストによる音楽がすごく効いていたし。
・・・と言っても、私は別にこれらのアーティストのファンでも何でもなく、ほとんど曲も知りません。
それでも、松子の世界観にぴったりとはまっていて、気づいたら頭から歌が消えなくなっていました。
久々にサントラが欲しいなぁと思う映画でした。

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2006年6月15日 (木)

【MOVIE】きみに読む物語

お気に入り度 ★★★★

Movie_19ベタベタのラヴストーリーはちょっと苦手な私ですが、これはすごく良かったです!

ポスターの雰囲気とか予告編を観て期待していたものの、前半は「なぁんだ、ただのベタなラヴストーリーか・・・」とがっかりしていました。
身分違いの恋、忘れられないかつての恋人との再会、周囲の人間の視線、婚約者との別れの決断。
婚約者がいても心のどこかで想い続けてきた人と結ばれる・・・という展開はありがちながらも、共感はできます。
それだけ強い想いを抱ける相手がいるということ自体、ちょっと憧れる。
ただし、これだけだったらたいして感動はしないし、主人公のアリーが身勝手に見えてしまう部分もちらほら。

でも、この作品が感動できるのは、そんなところじゃありませんでした。
(以下はネタバレです)
『きみに読む物語』という邦題が示すとおり、これはひとりの男性が、アルツハイマー病を患い記憶障害を抱えた女性に語り聴かせている、とある男女の昔話。
男性は、この話を読み聞かせるうちに、彼女の記憶が甦ることを願っているのです。
最初は話を聴くことすら拒んでいた彼女も、昔話が進むにつれて少しずつ記憶を取り戻す。
そうだ、これは自分の記憶・・・。
そう気づいたとき、病気も、重ねた年月も取り払われ、二人の心は寄り添うんだけど、彼女はその記憶を留めておくことができない。
それでも彼は、彼女が記憶を取り戻すまで何度でも物語を読み聴かせる・・・。
原題は『The Notebook』。
男性が読んでいるのは、まさに二人の記憶を記したノートだったのです。

昔話の部分は、はっきり言って本当にどこにでもありそうなラヴストーリー。
でも、話が進むにつれて2人の関係がはっきりとしてきて、一気に引き締まり、感動させてくれます。
若いときの純粋で一途な愛は、やがて献身的で無二の愛になるという、とても素敵な愛の形。

ポスターからしてとても美しくて、映像も音楽も素晴らしい。
ラヴストーリーというジャンルの中では、私にとって間違いなくNo.1の秀作です。

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2006年6月13日 (火)

2006FIFAワールド杯 日本vsオーストラリア

1対3で黒星スタート。
前半で中村選手が先制点を上げたものの、後半残りわずか6分での逆転劇には言葉も出ませんでした。

試合の流れを変えた、たった1点、でも重みのある1点が恨めしいくらい。
オーストラリアが反撃ののろしをあげるかのように奪った1点は、日本の集中力を途切れさせ、オーストラリアの士気を高めるには十分の威力がありました。
それまでよく守っていたディフェンス陣も、ファインセーブを連発していたキーパーの川口選手も、相手の勢いに呑まれてしまいました。

サッカーには特別詳しいわけじゃないけど、学生時代にハンドボール部でキーパーを経験した私はサッカー観戦でもかなりキーパーびいきだと思う。
キーパーは最後の砦であり、一番全体を見回せる司令塔的な役割も担う。
そのキーパーにとって、一対一の勝負ほど緊張する瞬間はない。
騙すか騙されるか。打たせるか打たれるか。
ダメ押しの3点目は、まさにそういう状況でした。

サッカーは1点2点を争う世界で、たった1点動いただけで選手の心理状態は大きく変化する・・・。
そういう勝負の厳しさが全面に表れた試合だったと思います。
この初戦の黒星でもまた、次のクロアチア戦に臨む想いに変化があると思う。
次で負ければ後はない・・・ということは、もう怖いものもないと思います。
格下の相手と戦うより、負けて当然の核上の相手と戦うほうが精神的にはずっと楽なはず。
全力で挑んで、決勝トーナメント進出への希望をつなげて欲しいな。

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2006年6月12日 (月)

【DRAMA】功名が辻(第23話)

ついに本能寺の変が描かれました。
なんでかはよくわからないけど、私が待ちに待っていた回です。
1月から始まった『功名が辻』ももうすぐ折り返し地点で、本能寺が話の展開の上でもターニングポイントになる予感がするからかな。
製作側も、今回はかなり気合が入っている様子が見受けられました。

本能寺ではすさまじい戦いが描かれていたけど、その中で交わされる信長とお濃の最期の会話にじーんときました。
「あの世とやらでも再びまみえよう」と言ってお濃を逃がそうとする信長に、「私は極楽、殿は地獄にございます」と言って自分も槍を手にするお濃。
信長がわからなくなり一時は去ろうとしたお濃だけど、最期には良い夫婦でした。
信長みたいに、まわりがみんな敵で、誰もが恐れおののいている存在であっても、お濃みたいな存在は拠り所なんだなぁと思いました。
友達でも恋人でも夫婦でも、最後まで見捨てずに必ず味方でいてくれる存在って、何よりも大事。
どんなことがあっても、この人だけは自分を否定せずにそばに居てくれるって思うだけで、どんなことも乗り越えられる気がします。
それが信長にはお濃であり、一豊には千代なんだということが、ありありと伝わってきました。
自分にそんな相手がいることは幸せだし、相手にもそう感じていてもらえれば嬉しい。
本能寺の変で時代の流れは変わっても、いつの時代も人の心には同じものが流れているのかもしれない。

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2006年6月11日 (日)

【MOVIE】初恋

観てきました、『初恋』。
今回はいつも行っているシネコンではなく、街中に古くからあると思われる映画館。
行く前はそんなに混まないだろうな~と思っていたけど、行ってみると予想外の行列が。
客層は恐らく三億円事件をリアルタイムで知っているであろう年代が多かったけど、ちらほら若い子もいました。
ひと昔前を感じさせる映画館で、1960年代が舞台の映画、雰囲気はぴったり。

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『初恋』

Movie_17日本犯罪史上最大のミステリー「府中三億円強奪事件」。
大胆かつ巧妙な手口による犯行、大量の遺留品と延べ16万人の捜査員の投入にも関わらず難航する捜査、そして数多くの犯人推理説・・・。
その犯行の鮮やかさから、世の中に一大旋風を巻き起こし、犯人がヒーロー視されるまでに至った大事件。
1975年に未解決のまま時効を迎えるが、今なお語り継がれている完全犯罪である。
しかし、こんな物語は耳にしたことがあるだろうか。
この実行犯が実は女性だったと。
しかも18歳の女子高生だと・・・。


監督:塙幸成

主なキャスト:宮崎あおい
         小出恵介
         宮崎将
         小峰麗奈
         柄本佑
         青木崇高
         松浦祐也
         藤村俊二

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お気に入り度 ★★★☆

三億円事件が起こったのは私が生まれる10年以上も前の話。
名前くらいは聞いたことがあったけど、「実行犯が実は女子高生だった」というこの映画の設定が面白い。
それに、三億円強奪という犯罪と、『初恋』というタイトルのミスマッチにも興味を抱きました。

主演のみすずを演じた宮崎あおいさんがとにかく良かったです。
セリフが少なく、表情をじっくり見せる場面がとっても多かったんだけど、彼女は本当に上手い役者さん。
みすずの孤独、憂い、せつなさ・・・といった心情が、しっかりと表現されていました。
瑞々しくて、彼女は本当にみすずなんじゃないかと思うくらい、この役は宮崎あおいにしか演じられないと思う。
音楽もセリフもなく、劇場までも静まり返る中で映し出される彼女の表情が、とっても印象的でした。
少女の可愛さもすごく感じるんだけど、影を秘めたまなざしもあって。
岸に必要とされて心が躍っているときの抑えた表情を見て、これが『初恋』というタイトルの所以なんだなぁと感じました。

1960年代というのが激動の時代だったということは、聞いたことくらいはある。
体制に反発して機動隊と衝突したり・・・とか。
若者たちが悩んで、もがいて、傷ついて、それでも恋をして。
きっと全てが真剣で、妥協を許さなかった、諦めなかったんだろうな。
そういうのって、ちょっと羨ましくもある。

1960年代のファッションがとっても可愛かったし、元ちとせさんが歌うエンディング曲「青いレクイエム」という曲も映画にすごくマッチしていました。
みすずは最初の方ではお嬢様チックなファッションだけど、途中で登場した緑のコートとか、小峰麗奈さん演じるユカが着ていたワンピースがレトロ感たっぷりで素敵。
全体的に、やっぱり宮崎あおいさんの演技力でひっぱっている映画ではあると思ったけど、彼女が演じたからこそ、『初恋』という要素がこれだけ大きな事件を突き動かしたという、ちょっと突飛な発想に説得力を持たせていた気がします。

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2006年6月 8日 (木)

【BOOK】沈まぬ太陽

Book私が最も好きな作家のひとり、山崎豊子さんの代表作。
将来を嘱望された大手航空会社のエリート社員が、組合活動を理由に中東からアフリカと海外勤務を転々とさせられながら、会社の腐敗を追及していく社会は小説。
5冊からなる長編の後半は、史上最悪の航空機事故となった1985年の日航機御巣鷹山墜落事故がモデルになっています。

この本を初めて読んだ直後に、北海道に行く飛行機に乗りました。
普段は飛行機は嫌いじゃないし、むしろ空から見る景色は好きなんだけど、その時はさすがに怖かった・・・。
飛行機が落ちるんじゃないか、シートベルトをしていたら体が真っ二つになるんじゃないかって。
本を読んでいた当時は怖い夢を見たりもして。
それくらい生々しく、痛々しくて、重苦しい内容です。

情景描写もリアルなんだけど、登場する人物たちの心理がすごくリアル。
嘘がないというか、曝け出しているというか、とにかく読んでいて切羽詰ってくる。
山崎さんの作品は、『沈まぬ太陽』に限らず、『白い巨塔』も『大地の子』も『二つの祖国』も・・・みんなそう。
追い詰められた人間の心情って怖いと思う。

最近、この作品のが角川ヘラルドによって映画化されることが決定しました。
むしろ今まで映画化されなかったことが不思議。
意外なことに、山崎さんの作品の映画化は1976年の『不毛地帯』以来なんだそうです。(生まれてません・・・)
ドラマ化された作品はいくつか観たけど、『不毛地帯』は観ていないし、映画版ははじめて。
「御巣鷹山編」を中心に描く予定だそうですが、この長編大作をどうやって2時間程度の映画にするんだろう・・・。

この映画化が決定したのには、ライブドアの堀江前社長が拘置所内で愛読していたことが話題になったという背景があるらしい。
そんなくだらないことで映画化を決めたの?!と思わず憤慨しちゃいました。
でも、きっかけは何であれ、こういう考えさせられる作品が注目されるのは良い傾向・・・と思うことにしよう。
映画の公開は2008年夏を目指しているそうです。

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2006年6月 7日 (水)

福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターというのは、高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーのこと。
医療・福祉・建築についての知識を身につけ、各種の専門職と連携を取りながらクライアントに適切な住宅改修プランを提示するのが役割。
3級から1級までの検定試験があります。
民間の検定だけど、2級を持っていれば住環境整備(つまり、介護などが必要な人のために行う模様替えや改築)の理由書を作成する資格を得ることができる。
日本の高齢社会においてとっても注目されていて、今、人気の高まっている検定のひとつなんです。
一昨年、2級を取得したので、今年は1級にチャレンジ!
試験まで3ヶ月を切ったから、そろそろ本格始動。

私が福祉住環境コーディネーターに魅かれる理由は、その理念にある。
やっぱり人は年を取っても、障害を抱えても、普通に生活したいと願うと思います。
家族や他人に迷惑をかけずに、できるだけ自立した生活を送りたいという意思があると思います。
でも介護する家族にも色々な事情がある・・・。
そういう生活者や介護者のニーズを汲み取って、その手助けをする。
その中心にある考え方というのは、第一に生活者の意思を尊重すること。
これこそ、私が福祉住環境コーディネーターに魅かれる一番の理由です。

私が今やっている商品開発という仕事は、多くの人に受け入れてもらえるものじゃないといけない。
言ってみればユニバーサルなものが求められていて、それはそれで魅力なんだけど、個々の満足度を高めるには限界がある。
団塊ジュニア世代はこだわりが強いとか、現代っ子は個性が多様化してるとか言われるけど、これからそういう時代に突入していくからこそオンリーワン、パーソナルなものが求められるようになると思います。

もうひとつの理由は、福祉ということかな。
子どもの頃から興味はあった分野だし、自分が健康で元気に暮らしていられるからには、少しでも世の中の役に立つことがしたい。
私が携わっている建築という分野は、もちろん色々なところで世の中に大きく貢献しているし、なくてはならないものだと思います。
でも、今やっている仕事は、世の中に何かを還元できる仕事だという実感がない。
多少なりとも持っている建築の知識を生かして私にも何か出来ること・・・そこで福祉住環境コーディネーターに思い至ったわけです。

とはいえ、1級はかなりの難関。
一発で受かるなんて甘いことは考えていないけど、努力あるのみ。
勉強していると、知っていると便利なことや、面白い考え方が出てきたりするので、勉強がてらblogでも少しずつ紹介していこうかと考えています。

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2006年6月 6日 (火)

【MOVIE】ハリー・ポッターと炎のゴブレット

お気に入り度 ★★★

Movie_16『ハリー・ポッター』シリーズの映画版、第4段。
前作の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は、原作の中では一番好きだったけど、映画にはがっかりでした。
それに比べて、本作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は期待以上。
上下巻の2冊にわたる長い原作を、よく上手くまとめたなぁ・・・と、まずは感心しました。
登場人物はちょっと端折っているし、設定もちょこちょこ変えられているけど、それでも映画としての辻褄は合っているからOK。
だけど、削られた部分が、実は今後の物語の重要な付箋になる内容だったらどうするんだろう・・・。

このシリーズに出演している役者さんは、原作のイメージにとっても合っていると個人的には思います。
でも、どうしても違う!と思うのが、ダンブルドア。
1・2作目でダンブルドアを演じたリチャード・ハリスが亡くなり、マイケル・ガンボンに白羽の矢が立ったんだけど・・・なんというか威厳も品格もない。
今回観た4作目でも、やっぱり。
ダンブルドアはあんな風に声を荒げたりしない!!と気になって仕方なかったです。
リチャード・ハリスはとっても良かっただけに、残念。

4作目は悪の権化ヴォルデモートが復活する・・・というかなりダークな内容。
もはや子どもの観るファンタジーの域は超えていると思います。
でも、ハリー達が成長しながらも友情とか勇気とか、大切なものをちゃんと語っているのがいいな。
特にハーマイオニーは、女の子らしい繊細さと、同い年の男の子より大人な感情をきちんと出せていたのが良かったです。

2007年夏公開予定の次作、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』はデイビット・イェーツというわりと新鋭の監督。
キャストもどんどん増えて、原作を読んでいない人にはついていけなくなるかも・・・。
内容はますますダークになっていくけど、楽しみなのは子役たちの成長っぷり。
原作の雰囲気を壊さずに上手に映画化して欲しいです。

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2006年6月 5日 (月)

【DRAMA】功名が辻(第22話)

遠く離れた夫の一豊に熱心に手紙を書く千代。
う~ん・・・その気持ちがすごくわかる。
別に用事があるわけではないけど、たわいもないことを伝えることで一豊を安心させたいという気持ちや、千代自身も手紙を書くことで近くにいると感じる気持ち。

今は携帯やパソコンでメールを気軽にできる時代だけど、学生のときは私もしょっちゅう手紙を書いていました。
手紙って、あまり返事を期待しないで書ける。
自分の気持ちを伝えたいっていうかんじ。
携帯でささっとメールを打つよりも、ちょっぴり手間をかけて、心を落ち着けて、相手のことを想う。
千代が言う通り、照れくさくて口では言えないようなことも書けるし、いろんな意味で意思表示できる手段・・・かな。
メールにはない深みが出るのは、やっぱり手紙という気がします。
メールは気楽にできて便利だけど、簡単だけに返事を期待しちゃうのがやっかいだな。

いよいよ次週の本能寺に向けて登りつめていく光秀。
・・・と言っても、本能寺にチャンスがあることを教えたのは六平太。
これってどこまで真実なんだろう?
これも史実だとしたら、歴史を裏で動かしていたのは忍(しのび)ということになる。
その方が面白いかもしれない。

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2006年6月 1日 (木)

Pre★ワールド・トレード・センター

Movie_15オリバー・ストーン監督、ニコラス・ケイジ主演の映画『ワールド・トレード・センター』の予告編が解禁になりました。
この作品は、タイトルのとおり米国同時多発テロで標的となった世界貿易ビルが舞台。
ニコラス・ケイジ扮する警官の目を通して見たテロの惨事を描いた、人間ドラマ。
ポスターがとっても印象的です。

予告編ではニコラス・ケイジがひげを生やし、少し頬が落ちた精悍な表情を見せている。
彼の代表作はたくさん観たけど、こんなニコラス・ケイジは初めて見た・・・と思いました。
普通の人々が、普通の生活、普通の一日を突然奪われる衝撃。
オリバー・ストーン監督の得意とするところなので、深みのあるドラマになっているんじゃないかな。

まだ映画を観ていないのになんだけど、こういう映画を観れば、普通の一日を過ごせることがどんなに幸せか気づくと思う。
最近、そういうことを考える機会が色々とあって、普通の一日が大事だなぁって思います。

以前このブログでも紹介した『ユナイテッド93』も8月に公開されるし、この夏は色々話題に上りそう。
絶対に賛否両論あるとは思うけど、間違いなく関心は集まると思います。

『ワールド・トレード・センター』の公式ホームページはこちら。 

『ユナイテッド93』の紹介はこちら 
公式ホームページはこちら 

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