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2006年8月28日 (月)

【DRAMA】功名が辻(第34話)

ついに出ました、朝鮮出兵の話。
秀吉が寧々に「次は朝鮮だ」と語るシーンがありました。
秀吉にとっては日本など小さなもの。
朝鮮、さらには民国(中国)をも手に入れようとするほどの貪欲さ。
秀吉には、その権力を得た先に何が見えていたんだろう・・・。
権力を欲しがる人たちは、その先に何を求めているのかな。
茶々の子・鶴松が生まれ、秀継が秀吉の跡継ぎではなくなったことを残念がる一豊に千代が言ったセリフ。
「地位が高くなると、失うものも多い」
考え方は色々だけど、私もやっぱりそんな風に思ってしまう。
ささやかな幸せを大事にしたい。
大きな目的を果たすのも、失いたくないものを大切にするのも、同じくらい価値がある・・・と思いたいです。

千代が作った内掛け、とってもキレイ。
今まで出てきた千代の作った着物の中でも、一番煌びやかで素敵でした。
彼女が現代の女性だったら、立派に“千代ブランド”を立ち上げられそう。
寧々が千代にお願いする気持ちも当然だし、茶々が欲しがるのも当然の出来栄えです。
個性的で美しく、品を損なわない程度の華やかさがあって。
こういうバッグでもあったら、本当におしゃれかも♪

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2006年8月24日 (木)

【DRAMA】功名が辻(第33話)

一豊と康豊の母、法秀尼が亡くなりました。
千代が山内家と関わるようになってから、自分の娘のように接していた法秀尼。
佐久間良子さんの雰囲気はとっても好きでした。

茶々がついに淀城を与えられ、秀吉の側女となりました。
それも、秀吉の寵愛を受けて、思うがままに操るため・・・。
秀吉を恨む彼女はとっても怖いんだけど、なんとなく必死な感があって憎めないです。
でも秀吉には全く人間的魅力を感じない・・・。
「鳴かぬなら、鳴かせてみせようほととぎす」と謳われるように、確かに人を動かす才覚はあったんだろうけど。
キリシタン弾圧が始まったことについては、わりとあっさりと描かれていたという印象。
これからもう少し濃く描かれていくんでしょうか。

最近、またちょっと中だるみしている感があります。
私自身が忙しくていっぱいいっぱいだからかもしれないけど・・・。

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2006年8月23日 (水)

【MOVIE】ユナイテッド93

夏季休暇中に、母と一緒に地元のシネマイクスピアリで観て来ました。
かなり前から注目していた映画だったということと、9.11米国同時多発テロを題材にしているということで、当初から「大切な人と一緒に観よう」と決めていたので、実家に帰って迷わず母を誘いました。

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『ユナイテッド93』

Movie93_12001年9月11日。ニューアークの空港は、朝の喧騒に包まれていた。離陸の準備を整えたユナイテッド航空93便は、40名の乗客を乗せ、サンフランシスコへ飛び立つ。その直後、ワールド・トレード・センターに2機の民間機が激突した。その頃、ユナイテッド93便の機内でも、テロリストが爆弾を持って操縦室を制圧。機内は混乱に陥るが、地上で起こっている事態を知った乗客と乗員たちは、わずかな武器を手に立ち上がった…。

監督:ポール・グリーングラス
主な出演者:ベッキー・ロンドン、シェエン・ジャクソン、チップ・ジエン、クロー・シレーン、クリスチャン・クレメンソン など

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お気に入り度 ★

いつも私の勝手な好みでお気に入り度をつけてるけど、こういう映画って決して“お気に入り”にはならない。
でも映画としての評価とか、考えさせられたことについては★★★★★くらいあげてもいい作品です。

こういう映画を観るのは苦しい。
事実を基にした題材で、しかも辛い結末を知っている。
世界を震撼とさせた5年前のあの日、何が起こっていたのか。
この映画がどれだけ正しく事実を伝えているのかは、実際のところよくわかりません。
ドキュメンタリータッチとも言われているように、全編にわたって客観的な視点で描かれている。
とにかくそれが印象的でした。
ドラマ仕立てで涙を誘うハリウッド映画と、一線を画しているのは確かだと思います。

客観性を感じた理由のひとつに、テロリストの不安、迷い、恐怖、そして必死に何かに向かっていこうとする姿が描かれていたことが挙げられます。
4人のテロリストたちを単純な「悪」として描くのではなく、ひとりひとりが「人間」として描かれていた。
そして、テロリストに立ち向かっていった乗客たちも、英雄として美化されているのではなく、ただ生きようとする「人間」として描かれていました。

ユナイテッド93機は、あの日ハイジャックされた飛行機の中で、唯一テロリストが目的と果たせずに墜落し、地上に一人の犠牲者も出さなかった飛行機。
テロリストに立ち向かった乗客は、ワールドトレードセンターとペンタゴンに飛行機が突っ込んだことを知っていた。
けれど、彼らは地上での被害を食い止めようと勇気を出したのではなく、ただ生きるために立ち向かった・・・。
ひっ迫した機内で自分が死ぬかもしれないと悟ったとき、大切な人に「愛してる」と伝えたい。
できるならば生き残りたい。死にたくない。
その一心であることが、生々しく伝わってきた。
「臨場感がある」というとあっさりしてるけど、とても正直な描写だと思う。

キャストは実際の乗客の年齢などを考慮して選ばれた無名の俳優たち。
そして実際のパイロットや管制官も多数出演しています。(エンドロールを見ていると“as himself”がいっぱい)
製作者やキャストの想いが素直に伝わってきます。

観ていて本当に息苦しくなるくらい、自分も追いつめられていく気がしました。
この映画を観て考えさせることはたくさんあったし、注目されることが必至の作品でこれだけ見応えのある出来栄えであることには驚きました。
でも、何よりも「人間」という対象をとても正直に描いていることに感銘を受けました。
善とか悪とか単純に分けられないものを、赤裸々に描いた作品です。
観た後には消耗しきっていたし、決して何度も観たくなる作品ではない。他人に薦めようというつもりもありません。
だけど、私自身は観てよかった。

私が平和だと思って生きている世界が、どんな背景の上に成り立っているのか、世の中にはどんな不条理で悲しいことがあるのか・・・。
この作品だってそのほんの一部に過ぎないけど、自分の世界がいかに小さいものかを思い知りました。

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2006年8月18日 (金)

ジブリ美術館

以前からずっと行ってみたいと思っていた三鷹の森・ジブリ美術館に行ってきました。
夏休みだけあって、親子連れやカップルでいっぱい。
でも、完全予約制というだけあって、ゆっくり見られないほど混んでいるというわけではなかったです。

とにかく、いろんなものが凝ってる!
建物を遠目に見上げると、屋上には『天空の城ラピュタ』のロボット兵が。
そして窓はみんなステンドグラスで、ジブリおなじみのキャラクターたちがはめ込まれている。
不思議なアニメの世界に入り込むための演出がいっぱい。
トイレもとてもキレイで、消火栓ですらカッコよく装飾されていました。

0182館内に入ると、ローソンで購入した前売りチケットを素敵な入場券に引き換えてくれる。
アニメのセル画を切り取ったチケット。
残念なことに館内では撮影禁止でしたが、「楽しい思い出は心の中に」ということで納得。
アニメがどうやってできるのか?ジブリ作品はどうやって生まれているのか?色々な展示を見てまわった後には、このジブリ美術館だけでしか観られない短編映画を観にいきました。

Movie_5この日に上映していたのは『水グモもんもん』。
水グモのもんもんはある日、水面を自由に滑るアメンボのお嬢さんと出会います。
なんて愛らしく、スマートなんだろうと、もんもんはすっかり心を奪われてしまいます。
果たして、もんもんの思いは通じるのでしょうか・・・。

約15分間で、水グモのもんもんとアメンボのお嬢さんの間にセリフはひとこともなし。
にもかかわらず、ドキドキハラハラするシーンあり、笑いあり、最後にはちょっとジーンとする感動もあり、実に見事。
とても15分の短編映画とは思えないくらい満足。
ここでの期間によって上映作品が違うようですが、10月からはかの名作『となりのトトロ』からのスピンオフ作品『めいとこねこバス』が上映されるそうです。
これ、観たい!
・・・と思って残念がっていたところ、館内にある図書閲覧室で『めいとこねこバス』の絵本を見ることができました。
う~ん、かわいい。


ねこバスと言えば、小さいころから「乗りたい!」と憧れたものでしたが・・・ありました。
ふわっふわのねこバスが!
でも、残念なことに、ねこバスに乗ることができるのは小学生以下のお子様だけ。
私はいい大人なので、指をくわえて見ているだけでした。


003屋上に出ると、外からも見ることができた『天空の城ラピュタ』に登場するロボット兵が。
たった独りで、なんだか悲しげに見える・・・。
見た目と違って心優しいし、孤独でかわいそうなロボット。
館内では写真撮影できないけど、屋上ではみんな写真を撮っていたので、私もパシャリ。

ディズニーと同じように、ジブリ美術館では大人も子どもも童心に返り、夢を見られる。
滞在時間は約2時間程度と短かったけど、ワクワクと楽しい時間を過ごしました。

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2006年8月17日 (木)

【DRAMA】功名が辻(第32話)

今回は猿と狸の騙し合いがメイン。
関白に上り詰めた秀吉と、秀吉の呼び出しに応じない家康。
秀吉は、人質として妹あさひを家康の嫁にやることで、家康をついに引っ張り出します。
でもただでは出て行かない家康。
秀吉の母があさひの元へ出向いて、初めて重い腰をあげました。
結局、家康の方が一枚上手な感じがする。
秀吉の猿芝居はばればれだけど、家康は何を考えているのかわからない。
そこに機知が表れているように思います。

一豊はというと、秀吉と家康のやりとりをおろおろ見ているだけ。
これは一豊と千代の話でしょ?
実際、おろおろ見てたのかもしれないけど、もっと一豊と千代の視点で描かれて良い気もする。
やっぱり、女性たちにスポットが当たっている時の方が断然面白い。
来週は、今まで「たま」として登場していた明智光秀の娘が、ついに「細川ガラシャ」として登場。
茶々にも異変が起こりそう・・・楽しみです。

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2006年8月15日 (火)

横浜・八景島シーパラダイス

仕事が夏期休暇に入った土曜日、実家に帰る道すがら横浜・八景島シーパラダイスに行ってきました。
もちろん目的はアクアミュージアム!
だいぶ以前に記事にしましたが、ここ数年水族館にはまっているのです。
横浜・八景島シーパラダイスと言えば、行ってみたい水族館のトップ3にも入るくらい有名な水族館。
真夏の暑い一日、魚やペンギン、かわいいイルカたちが誘う水族館へ入ると、水がゆらめいて外の暑さを忘れてしまいました。

私の水族館をめぐるお決まりコースは、まず魚たちを見て回り、次はショータイム。
そしてその後は魚たちのところに戻り、餌付けの様子を見る・・・という感じ。

Photo_35八景島シーパラダイスには、目玉となっている生き物がたくさん。
中でも私が今回釘付けになったのは、フェアリー・ペンギン!!
世界には18種類のペンギンが生息していて、そのうち八景島シーパラダイスでは8種類ものペンギンを見ることができる。
その中には、もっとも小さくてかわいらしい「フェアリー・ペンギン」もいました。
体長わずか40cm、体重1kgというちっちゃさ。
よちよちと歩いて本当に可愛らしい。
こんな小さいペンギンだったら家でも飼えそう・・・なんてことを考えてしまいました。
(実際飼えると思うけど、窮屈で可哀想だから飼いません)


それからもうひとつ釘付けになったのはラッコ。
ラッコって可愛いんだよね。
起きてるときは水の上で片時もじっとしていない。
背泳ぎ状態で水の上をすいすいしていたかと思えば、体をまるめて尻尾の毛づくろいをしだしたり・・・、くるくるよく動く。
背泳ぎしていて進行方向が見えていないばかりに、2頭のラッコが頭からごっつん!
途端にお互い咬みついたり殴ったり、大喧嘩が勃発。
じゃれてるようにも見えたけど、本気で咬みついてました。
毎日一緒に生活してるんだから、仲良くしてね。


Photo_37ここには、ものすごくぐーたらなシロクマ、意外にも芸達者なセイウチ、どこまでも穏やかで優しげなシロイルカ、流線型のとてもきれいなカマイルカ・・・などなど、大物たちがいっぱいいました。
ショーもこの大物たちの競演という感じで、ひとつの動物の持ち時間は少なかったけど色々な芸は見られました。
でも、個人的にはカマイルカの芸をもっとじっくりと見たかったな。

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2006年8月10日 (木)

Pre★ライラの冒険 黄金の羅針盤

原作は、フィリップ・プルマンの『ライラの冒険:黄金の羅針盤』という冒険ファンタジー。
ニューラインシネマの製作で映画化されます。
イギリスの冒険ファンタジーは映画界でもすっかりお馴染み。
『ハリー・ポッター』に『ロード・オブ・ザ・リング』、『ナルニア国物語』・・・。
この『ライラの冒険』はシリーズ3部作の予定で、その第一作目が『黄金の羅針盤』。
2007年(日本公開は08年春)にかなり大々的に公開されることになるようです。

■ストーリー■
Book_22舞台の始まりはオックスフォード。
しかし地名は同じでも、我々の知るオックスフォードとはどこか雰囲気が違う・・・。
“そのオックスフォード”の寄宿生である11歳のお転婆娘ライラは、何にでも自由に変身できる動物と絶えず行動を共にする。
それはダイモンと呼ばれる一心同体の守護精霊で、この世界でダイモンを持たない人間はいない。
そんな不思議な世界で、謎の組織に子どもたちが誘拐される事件が多発する。
親友が誘拐されたライラは自ら探索に乗り出すが・・・。

つい先日のニュースでは、ニコール・キッドマンがキャスティングされたということ。
役柄はライラの母親で、陰謀と豪奢が好みのクールな美女コールター婦人。
『ナルニア国物語』のときには、巷で白い魔女役か?と言われていたニコール・・・あの美貌がクールなイメージを与えるのでしょうか。
笑顔の彼女はとってもキュートなのに。
とはいえ、私の大好きなニコールがキャスティングされたことで、この作品への興味が一気に高まりました。
『ダ・ヴィンチ・コード』のポール・ベタニーもキャスティングされているそうで、なかなか大物揃い?
主人公ライラを演じるのはイギリス出身のダコタ・ブルー・リチャーズという新人さん。
なかなか楽しみな感じ。
原作は未読だけど、映画の公開までは2年もあるし読んでみようかな。

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2006年8月 8日 (火)

【DRAMA】功名が辻(第31話)

前半では、一豊の弟・康豊に淡い初恋を抱くよねの姿が描かれていました。
まだ幼いながらも、ちゃんと恋をしている目をしている。
演じるのは森迫永依ちゃん、小さいけど立派な“役者”です。

1586年11月29日、天正の大地震。
一豊と千代の長浜城を襲ったその大地震は、マグニチュード7.8。
この地震でたったひとりの愛娘・よねを失った2人。
突然の悲劇は、とても痛ましい・・・。
東海地方に住んでいる私は、いつ起こるかわからない地震は確かに怖いけど、いずれ起こるだろうということを知っています。
それに、地震が起きたらどう対処すればよいのか、情報はどうやって得ればよいのか、心の準備をしておくことができます。
情報網が発達していなかった昔は、今よりももっと災害時の不安が大きかったのかもしれないな。
長浜城は全壊はしなかったものの、瓦が次々に崩れ落ち、柱が倒れ、よねはその下敷きになってしまった。
昔は重機で柱を持ち上げて助けてくれるわけでもないし、医療だって発達していない。
現代よりも地震の被害は甚大なものだったと思います。

よねを失った悲しみから立ち上がろうとしている千代は、偶然たまに遭遇します。
明智光秀の娘・たまは、自分を幽閉した夫や、刀を向けた家臣たちを「許すことができる強さ」が欲しいと千代に語っていました。
後に細川ガラシャと名前をかえ、数奇な運命をたどることになるたま。
私はこのドラマに出てくる女性の中で、彼女が一番好きです。
控えめで奥ゆかしさを持っていて、でも、とても芯が強い女性だと思う。

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2006年8月 7日 (月)

【MOVIE】ゲド戦記

以前から原作を読んでみたいと思ってたけど、ついに未読のまま映画を観てしまいました。
原作は長編ファンタジー小説『ゲド戦記』シリーズの3冊目、『さいはての島へ』。
このシリーズは宮崎駿監督のジブリ作品に多大な影響を与えたと言われているので、私が嫌いなわけがない。
映画は観ちゃったけど、時間ができたら原作をじっくり読みたいな。

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『ゲド戦記』 

Movie_30竜が人間の住む世界に現れて共食いを始めるなど、異変が起こりはじめた多島海世界“アースシー”。
異変の原因を探るべく旅に出た大賢者ゲドことハイタカは、その途中で父王を刺して国を飛び出してきたエンラッドの王子・アレンと出会った。
2人はともに旅を続け、ハイタカの昔なじみ・テナーの家へ身を寄せる。
しかしテナーと共に住んでいた少女・テルーは、心に闇を持ち自暴自棄となるアレンを嫌悪するのだった…。

監督:宮崎吾郎
原作:アーシュラ・K.ル=グウィン
主なキャスト(声):岡田准一・手嶌葵・菅原文太・田中裕子・香川照之

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お気に入り度 ★★★

・・・この作品は、1回だけ観ても良さがわかりにくいのかもしれない。
すごく強いメッセージをストレートな言葉で表現しているのに、背景がちょっとわかりにくかったのが残念。
後で作品を振り返ってみても、どう解釈すれば良いのかわからないところが多々あります。
原作を読めば解決するのかな。

キャラクターの背景をもっと知りたかった、というのが一番の感想。
それぞれ色んな背景があって奥深いキャラクターだと思うんだけど、2時間の映画の中では描かれていない。
ハイタカがこれまでどういう旅をしてきて、テナーとどう関わってきて、クモとはどんな関係なのか?
アレンはどうして心の闇を負ってしまったのか。
もっと知りたかったです。

映画を観ているときから、吾郎監督の持ち味って何なんだろう?吾郎監督らしさって何だろう?と思っていました。
色んなシーンで、この作品の原作から影響を受けたという宮崎駿監督作品を思い浮かべました。
父の偉大さに不安と恐れを抱えているアレンは、吾郎監督本人なんじゃないかと思わずにいられない。
そういうところには、それなりに説得力があった・・・気がします。

この作品にちりばめられている強いメッセージ。
現代の世界にも通じるものがあったし、普遍的なものもありました。
中でも響いてきたのは、ハイタカのセリフ。

“この世界の森羅万象は全て均衡のうえに成り立っている。
風や海も、大地や光の力も、獣や緑の草木も、全ては均衡を崩さぬ範囲で正しく動いている。”

“自分がいつか死ぬ事を知っているということは、我々が天から授かった素晴らしい贈り物なのだよ。”

光と闇、生と死・・・必ず対になって意味を成しているけど、なかなか向き合えない。
きっと多かれ少なかれ誰もが経験することだから、心に響いてきたんだと思います。

音楽は本当に素晴らしかったです。
特にテルー役で大抜擢された手嶌葵さんの歌う『テルーの唄』と『時の歌』。
『テルーの唄』を聴いたアレンが涙を流すシーンでは、私も涙が出そうになりました。
歌詞もとっても良くて。

ジブリ作品のなかで一番面白い!とは思わないけど、強い作品だと思います。
子ども向きではないと思う・・・大人の作品、考えさせられる作品です。
一見の価値はあるんじゃないかな。

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2006年8月 6日 (日)

夏の風物詩

Photo_34夏の風物詩と言えば、私にとっては何と言っても花火!!
花火大好きです。
大好きな浴衣を着て、うちわなんか持って、夜空に現れる大輪の花をほ~っと眺める。
次々に色が変わる空と、お腹にドドーンと響いてくる音を楽しむ。
スターマインに歓声を上げる子どもの声なんかも一興・・・。
これぞ日本の夏という気がします。

8月の第一土曜日だった昨日は、『ふくろい・遠州の花火』大会へ行ってきました。
この花火大会は日本の五大花火にも数えられる程のスケールらしい。
3万発の花火に、毎年の人出予想は35万人・・・。
確かに、私が地元で観に行っていた花火大会とは規模が違うという感じがします。
何が違うって、とにかくスターマインが多く、しかも大玉の花火が多い!
地元で観に行っていた花火大会は、単発の花火の合間にスターマインがあって盛り上がる・・・という感じだったけど、この花火大会は単発が少ないです。
私が気に入っているのは、スターマインが音楽に合わせて上がる「メロディー花火」。
誰もが一度は聴いたことがありそうなクラシック曲かなんかに合わせて、次々と花火が上がるのです。
花火が上がるタイミング、高さ、大きさ、色、形・・・みんな計算されていて、舞台の演出を見ているみたい。
演目が終わると思わず拍手を送りたくなります。(実際、みんな拍手喝采!)
本当はクライマックスの一番キレイなのをゆっくりと観たかったんだけど、帰りの電車がとっても混みそうだったので、後ろ髪をひかれつつ早めに帰路につきました。

花火ってなんであんなにワクワクするんだろう?
ただの火薬が夜空で大輪の華になるなんて、すごく神秘的。
花火を発明した人や花火職人さんはロマンチストなんだろうなぁ・・・と想像してしまいます。
それに、毎年花火大会に行くたびに「花火職人になりたい!」と言っている私。
あんなに人を魅了するものを造れるなんて、職人というより芸術家じゃない?

浴衣を着ることも1年に1度のワクワクです。
普段とは違って髪もアップしたりなんかして、歩き方や姿勢までしゃんとする。
花火に負けず劣らず、浴衣を着るのも楽しみ。
暑い一日、浴衣を着て人混みに行くのは大変だったけど、夏を満喫できました。

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2006年8月 3日 (木)

【MOVIE】風と共に去りぬ

お気に入り度 ★

Movie_29不朽の名作と言われ、長年多くの人から支持されている映画ですが・・・。

この『風と共に去りぬ』は両親が大好きな映画で、廉価版のDVDを買った母が嬉しそうに貸してくれました。
以前から母が何度も薦めてくるから興味はあったけど、いざ観てみると、残念ながら私には響いてきませんでした。

どうやら私の場合、その映画が好きかどうかはキャラクターの魅力で決まるみたい。
スカーレットにもアシュレーにも、どうにも魅力が感じられない。
スカーレットは確かに強い女性で、前半の最後のシーン(「絶対に飢えさせません」と神に誓うシーン)ではそれなりに響いてくるものはありました。
でも、最初から最後まで周囲を振り回した挙句不幸にしていく身勝手な姿に、少なからず嫌悪感を覚えました。
そもそも、ヴィヴィアン・リーをキレイと思えないところが問題なのかも。

アシュレーには始終イライラ・・・。
彼に固執するスカーレットに感情移入できなかったし、メラニーが本当に気の毒。
スカーレットには魅力を感じられなかったけど、メラニーの生き方には共感するところが多々ありました。
謙虚さ、つつましさ、優しさ・・・とても愛に満ちた女性で、スカーレットのような強さはなくても、メラニーには彼女なりの強さがあると思いました。

スカーレットの3番目の夫となったレット・バトラー。
彼は変わってるけど、それなりに魅力があったな・・・。
スカーレットの気質を知っていながら、彼女には自分しかいないという度胸を持っていて、何にも動じない意思の強さがある。
でも、一番気の毒でもある。
結局スカーレットを自分のものにすることはできず、去っていく後姿は悲しいものでした。

戦争映画として観れば悪くないと思う。
南北戦争で敗れた南部の人間たちがただ戦いに負けて傷ついたのではないという、戦争の根底にある暗さがよく表れている映画だと思います。
南部の誇りを持って生きてきた人たちが、その誇りをずたずたに切り裂かれた悔しさや悲しさは伝わってきました。
スカーレットが守りたかったのは家族や周囲の人間ではなく、タラという土地と南部の精神だったんだと思う。
そういうのは嫌いじゃない。
でも、周囲の人のことをないがしろにしてまで守りたいという点に、私は共感できませんでした。

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2006年8月 2日 (水)

【DRAMA】功名が辻(第30話)

山内家が城持ちになり、一豊と千代の装いにも変化がありました。
一豊はひげなんかたくわえちゃって。
千代はきらびやかな内掛けを羽織って、以前のようなおてんばではなく、ようやく“お方様”いう感じになりました。
でも、幸せで平穏な生活には不安が生まれるもの。
千代が将来を案じるのは無理もない。
まして戦乱の世にあっては、秀吉の天下だっていつ崩れ去るかわからない。
本当に、現代の日本に暮らしているって幸せなんだと思います。
今の生活が崩れ去るという不安が全くないわけじゃないけど、常に心配でたまらないっていうわけではありません。
幸せって普段は気づかないところにあるものなんですね。

細川家のたま、お市の方の娘、茶々・・・時代の波に翻弄された女性たちにスポットが当たっていくのが面白いです。
特に勝気な茶々を演じている永作博美さんがいい味。
頭も切れるし、自分の意思をはっきりと表に出す姿勢が見ていて気持ちいい。
『功名が辻』で描かれる女性たち、千代、お市の方、秀吉の妻 寧々、信長の妻 お濃・・・みんな知的ではっきりものを言うタイプ。
現代でいうキャリアウーマンという感じで、はっきり言って男性よりずっと魅力的。
強い夫を支えるのは強い女性・・・ということかな。

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