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2006年10月31日 (火)

【DRAMA】功名が辻(第43話)

一豊が意外なしたたかさを見せた。
徳川に味方すると決意し、その忠義を示すために三成からの書状を家康に差し出した一豊。
けれど、さらに厚い信頼を得るため、軍議の場で「掛川城と領地を全て差し出す」と進言しました。
この案は、もともと茂助が自分の息子に「浜松城を差し出せ」とアドバイスしたもの。
茂助の子が迷って進言できずにいる隙に、一豊がその言葉をそっくり頂いてしまったというわけ。
後で一豊も謝っていたけど、思わず「ずるい!」と思ってしまいました。
千代の機転で幾度もの困難を乗り越えてきた一豊は、ただのお人好しなんじゃないかと思ってたけど、思ったよりしたたかな人だったのかもしれない。

今回は家康が諸大名の忠義を試す様子を中心に描かれていたけど、三成との戦はもう目前。
お互い腹の内の読み合いを繰り返しているけど、実際に相手が何を考えているか、本当にちゃんとわかっていたんでしょうか。
戦国時代だって交渉による解決という概念がなかったわけじゃないと思うんだけど、そんな努力はする気もなさそう。
お互いのことを理解することもせずに、傷つけ合って血を流すなんてナンセンスだと思うし、悲しくなる。
今でも世界で紛争や戦争が絶えないのは、やっぱり理解し合えないからなんだろうと思う。
価値観の違いだったり、利害関係だったり、色んな理由をくっつけて戦争をしたがるけど、角度を変えて見てみれば違う見方がきっと出来ると思うんだけどな。

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2006年10月27日 (金)

グッドデザイン!

つい先日、今年のグッドデザイン賞が発表になりました。
今年のグッドデザイン大賞は、これ!!


Photo_39 三菱自動車の軽自動車「i (アイ)」
私もすっごく気になってた車です。
まぁ、私が気になっていた理由は、単に車の運転が苦手だから小型がいいっていうだけなんだけど・・・。
デザインも小動物みたいでなんだかかわいいし、これなら運転したい気がする。

「i (アイ)」の特徴をちょっと紹介。

既存の軽自動車の課題であった、「デザインと居住性」、「居住性と衝突安全性」という二律背反するテーマを高次元で克服するため、「リヤ・ミッドシップレイアウト」を採用。
これにより、軽自動車という限られたスペースにもかかわらず、「未来的で上質なスタイリング」、「軽快なハンドリングと快適な乗り心地」、「全方位からの優れた衝突安全性」という“3つの革新”を実現している。

・・・だそうです。

このグッドデザイン大賞のほか、金賞と特別賞の各賞も発表されていました。⇒こちら
見てると面白いものがいっぱいあるなぁ。
「デザイン」と言うと「見た目」を想像しがちだけど、とっくにそんな狭い域は脱しているのがこの賞の素敵なところ。
機能性、快適性、環境へのやさしさ・・・などなど、総合的な判断で選ばれているのです。

そして、そんな審査をかいくぐり賞をゲットした商品たち、その商品の開発に関わった方々というのは、本当にすごい。
私も開発者のはしくれとして、こんなグッドデザインを目指したいなぁ・・・。
現実にはとても追いつけないけど。
商品として、たったひとつの目的を達成することならそんなに難しくない。

でも、目的を満足に達成しつつ、価格や安全性、耐久性、快適性・・・色々とくっついてくる要求性能を全部満たすのって本当に難しい。
日々、そんな葛藤をしながら開発を続けているけど、グッドデザインを見ると「アイディア」だなって思う。
頑張ることは、その気にさえなれば誰だってできる。
けど、いくら頑張っても「アイディアの種」が生まれてこなければ、良いものは生まれないんですね。
世の中にはすごい人がいっぱいいる。

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2006年10月24日 (火)

【DRAMA】功名が辻(第42話)

大阪城下の大名の妻たちを人質に取るという石田三成の画策により、家康側に回った大名の妻たちは荷物などに紛れて必死の脱出を試みる。
そんな中、意を決しかねていた一豊の妻・千代は、知恵を働かせ、強気な態度で大阪城に上ることを拒みました。
「山内一豊の妻だから、一豊以外の人の命を聞くことはできない」と。
掛川と大阪という離れた地にいながら、夫・一豊の決断を強く信じていることが感じられました。
この時代、当然電話やメールなんてできない状況で、千代と一豊のやりとりは手紙。
もちろんバイク便なんてないから、人間の足やせいぜい馬に頼るしかない時代。
大阪から掛川まで徒歩でどのくらいかかるのかわからないけど、もどかしい時間なんだろうなぁ。
手紙を誰かに託して、返事が届くまでには数日かかるはず。
もしかしたら、すれ違うことだってあるかもしれない。
待つ、信じるという忍耐が必要な時代だったのだと思う。
少しでも一豊の役に立つようにと、大阪にいた家臣たちを掛川に送った千代と、千代の身を心配して、弟の康豊を大阪に送った一豊。
お互いを思いやる姿が素敵な夫婦だな。

石田三成に追いつめられた一人に、細川家のたま(細川ガラシャ)がいました。
キリシタンの彼女は、自ら命を絶つことができないため、家臣に最期を委ねました。
潔いというか、意思が強いというか・・・、その揺るがない精神はどこから来るんだろう?と思いました。
長谷川京子さんの演技はとっても印象的だったなぁ。

いよいよ、一豊が家康に加勢することを決意しました。
でも、なんでなのかよくわからなかった・・・。
千代を経由して届いた三成からの文を見もせずに、家康への加勢を決めたというのはどういうこと?
決断はなんだかカッコよかったけど、正直よくわかりませんでした。
来週はいよいよ『決戦へ』。

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2006年10月20日 (金)

体験宿泊

元上司の方が現在勤めている某住宅会社の展示場へ、『体験宿泊』をしに行ってきました!
おばあちゃんのうちや友達のうちに泊まる以外、一戸建てには住んだことがない私。
会社の先輩2人と一緒に、かなりワクワク気分で展示場に向かいました。

展示場に着いたのは夜の8時過ぎ、当然周りは真っ暗。
そんな中、明々とした光に溢れた素敵なたたずまいの家・・・まるでカタログみたい!
(夜の明々とした外観も写真に撮っておけばよかった!)
優しい光、あったかい光っていうのは、コレなんだなぁと思いました。
一人暮らしの私は誰かが出迎えてくれたり、ご飯ができていたり・・・ということがないから、こんなあったかい雰囲気にはあこがれます。

028中に入ると、素敵な玄関!素敵なタイル!素敵な照明!それに広い!
ワクワク気分も最高潮で家中を案内して頂き、すっかり夢心地。
曲がりなりにも住宅会社に勤めている私は、色んな住宅メーカーの展示場をそれなりに見てきているはず。
オシャレなインテリアとか、充実した設備がそんなにめずらしいわけではないんだけど、「こんな素敵なところに今夜泊まって良いんだ!」ということが、より一層その魅力を高めていたのかもしれません。
仕様はやっぱり良いものを使っているし、広さからしてもお金持ち用の家だなぁと思う。
でも、1泊そんな家に泊まらせて頂けるというだけで、なんだか夢が広がりました。
「家っていいな」って。

008私が一番気に入った空間は浴室♪
広くて、おしゃれなタイル張り、洗面との境の壁には素敵なステンドグラス、極めつけにジェットバス。
ゆったりとお湯につかって、しかもジェットバスで刺激を受けると、身体も温まって疲れも癒されました・・・。
いつまでもボーっと入っていたい、そんなお風呂でした。

もうひとつすごく良かったのは、触り心地!
床はウォルナット(?)のムク、壁は塗り壁、大きな吹抜空間には太いスギの柱。
触るとサラサラしていて、なんだか優しい触り心地。
床も気持ちよくて、足の裏が喜んでる感じ。
日本人が昔から馴染んでいる材料の力ですね。

今の自分の家は、疲れて帰ってきた心身をリセットする、つまりマイナス(-)をゼロ(0)に戻す場・・・という感じ。
でも、宿泊した展示場はちょっと非日常的で、至れり尽くせりの仕様や設備。
疲れて帰ってきた家族を、マイナス(-)からプラス(+)にしてくれる・・・これが“快適”ってことなのかなぁ。

女3人で泊まったので、当然の如くおしゃべりに華が咲き、就寝したのは午前2時半を過ぎでした。
2階には素敵なベッドルームも完備されている・・・にも関わらず、和室で3人布団を並べて修学旅行気分で♪
住宅という日常的な場所のようでいて、実は非日常的で、夢を見させてくれる体験宿泊。
楽しませてもらっただけではなく、住宅に携わる仕事をする人間として、良い経験をさせて頂きました。

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2006年10月19日 (木)

【DRAMA】功名が辻(第41話)

天下分け目の合戦、関が原の戦いに向かって登りつめていく緊張感が感じられる内容でした。
病に倒れても豊臣への忠義を捧げるつもりでいた中村一氏も、家の存続のことを考え、ついに家康の方へ。
生き残ることと、忠義は別・・・ということでしょうか。
ますます、一豊の決断が気になる。

一方、世の中には、命を賭してでも忠義を貫くという人もいる。
このドラマの中では石田三成がその立場だけど、果たして、豊臣のため=人民のため、なのでしょうか?
ドラマを観て歴史の流れはだいぶわかったけど、秀吉がどんな世の中を作ろうとしていたのか、何をしたかったのかっていうのは、結局よくわからなかったな。
そして、天下を虎視眈々と狙っている家康は、どんな世の中を作ろうとしているんだろう。
このドラマは人間と人間の駆け引きが色々表現されているけど、政治的な色はあんまり強くないのかもしれないな。
10ヶ月間観ていて、ようやくそんなことに気づきました。
ふとそう気づいたのは、やっぱり「どうしてこの人たちは戦うんだろう?」という疑問が拭えないから。
命を賭けるならそれだけの理由があるはずで、世の中を良くしようと思っているのかもしれないけど、それが伝わってこないのが残念。

次回は久々に長谷川京子さんが演じる細川ガラシャが登場するみたいだけど、悲しい結末になりそう・・・。
その他にも大きな展開がいっぱいありそうです。

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2006年10月15日 (日)

【BOOK】調理以前の料理の常識

Book_23週末に実家に帰ったら、母がプレゼントしてくれました!
渡邊香春子さんの著書、『調理以前の料理の常識』。
すごく面白い!!
これまでの料理本のイメージを覆す料理本!
学生時代から一人暮らしをしている私は、それなりに料理もするし、そこそこ食べれる味だと思う。
なにより料理が好きなので、色々チャレンジしちゃうタイプ。
母からこの本を差し出され、タイトルを見て「何をいまさら?」と思ったのも束の間、実家から帰る新幹線の中では、この本に釘付けでした。

例えば、「洗う食材、洗わない食材」
きのこは洗わず、もやしは洗うなんて知ってた???
当然のように両方洗ってました。
洗う、洗わないにもちゃーんと理由があって、それが栄養や美味しさのちょっとしたコツなんだって。

「塩少々とひとつまみ、どう違う?」
そんなのいっつも適当・・・。
適当ながらも、「まぁ美味しくできたからいいか」の結果オーライ。
でも、実は違うんだって。

よく「料理の本を見てもうまくできない」という人の話を聞くけど、「塩少々がわからない」「どんな大きさの鍋を使えばよいかわからない」「調味料を入れるタイミングがわからない」なんていう理由がほとんど。
この本は、そんな素朴な疑問にもちゃんと答えてくれる。
そのうえ私のように知っているつもりで適当に料理して「まぁいいか」ってやってる人にも、実は知らなかったコツを教えてくれて、しかもちゃんとみんな理由があるから面白い。

本の表紙には、
「レシピのどこにも書かれていない!だけど、知らなきゃ料理ができない!」
納得の内容です。
料理が苦手な人にはもちろん、料理を日ごろしていてふと湧いてくる「今更聞けない」素朴な疑問がある人にも、ぜひオススメします。
料理がますます楽しくなって、今より腕が上がるかも♪

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2006年10月11日 (水)

【DRAMA】功名が辻(第40話)

ただの百姓だった秀吉が一代で築き上げた天下が、秀吉が亡くなったことによりあっさりと崩れ去ろうとしています。
支配する関係って脆いんだなぁ・・・。
家康は本当に頭がキレるうえに、やっぱり人を見抜く力があると思いました。
肝心なところで我慢して待つということができない三成を、きちんと見抜いていました。
秀吉にはなかった慎重さが感じられる。

朝鮮出兵から戻ってきた諸国の大名たちが、三成に怒りをぶちまけ、家康のもとへ馳せ参じました。
7年間も故郷を離れ、見知らぬ地で過酷な戦いを続けてきたんだから、憤りを感じるのは当然。
日本はこのときから、何度も同じようなことを繰り返して来たんだろうな。
今の平和って、つくづくこういう出来事から得た教訓のうえに成り立っているんだと思いました。

豊臣か家康かで大名たちが右往左往するなか、「旦那様はどちらにつくのですか?」と千代に問われて答えられない一豊。
逆に千代に問い返すと、「静観する」と答える千代。
やっぱりちょっと頼りないな、一豊は。
現代でも、意外と男性より女性の方がきっぱり言い切れちゃったり、潔かったりするから、そんなものなのかな。
女性から見たら、そういうときこそ男性にはどーんと構えていて欲しいけど。

来週のタイトルは『大乱の予感』。
ということは、まだ関が原の戦いには至らないみたい。
だけど、ここへきてようやく私の中で歴史が繋がりました。。。
学校で習った日本史なんてちっとも頭に入ってなかったし、『漫画で読む日本の歴史』だって全部揃ってたのに、ちっとも面白くなかった。
だから、小中学生のときには大河ドラマなんて興味すらなかったし。
今、こうやって毎週欠かさず大河ドラマを観て、楽しめているっていうのが不思議。
きっかけは上川隆也さんが主演だからっていうだけだったけど。
私もオトナになったってことかな。

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2006年10月 8日 (日)

【MOVIE】涙そうそう

今日は会社の先輩と一緒に、以前から約束していた『涙そうそう』を観にいってきました。
秋の澄んだ空にぴったりな、爽やかな感動を味わいたくて。

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『涙そうそう』

いつか自分の店を出したいと夢を抱いて那覇の市場や居酒屋で朝から晩まで元気いっぱい働く洋太郎。
そんな彼にとって自分の夢より何よりも優先すべきは大切な妹・カオルの幸せ。
まだ幼い頃、どんなことがあっても妹を守ると母と交わした約束を忘れることはなかった。
その妹が高校進学を機にオバァと暮らす島を離れ、洋太郎と一緒に暮らすことになる。
久々に再会したカオルの美しく成長した姿に洋太郎は動揺を隠せない。

監督:土井裕泰
主なキャスト:妻夫木聡、長澤まさみ、麻生久美子、塚本高史、森下愛子、平良とみ、小泉今日子 他

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お気に入り度 ★★★


Movie_36思えば、私が持っていた邦画に対する抵抗感を拭い去った作品は、土井裕泰監督の『いま、会いにゆきます』でした。
『いま会い』のときに感じた、後味の爽やかな感動を再び味わえた気がします。

本作は、最近ベストセラー本や漫画の映画化が多いなか、名曲『涙そうそう』から生まれた物語。
楽曲からインスピレーションを受けたストーリーは、まぁなんとなくありそうな話なんだけど、キャラクターが丁寧に描かれているから、すごく感情移入しやすく、素直に感動できました。
感動ものってバランスが難しいと思う。
狙いすぎてしまうと逆にしらけちゃうし、号泣させるためだけの映画だったらいっぱいある。
でも、泣けた後に爽やかな気分になって前を向ける、そういう映画は意外に少なくて、私はそういう映画こそ名作だと思います。

エンディングで夏川りみさんの歌う『涙そうそう』が流れ出したとき、この映画の前向きさが伝わってきて、すごく明るい気持ちになれました。
生きるひたむきさや力強さが、切なくも温かい。
私も『涙そうそう』という曲が大好きになりました。

沖縄っていいな。
私は沖縄にまだ行ったことがないんだけど、この映画を観ていると人は温かいし、
沖縄の方言ってなんだかリズミカルで、優しさに溢れてる。
全編をとおして、この“言葉”の力も、映画の雰囲気づくりに大きな一役を買っている気がしました。

最近映画やドラマで活躍が目覚しい長澤まさみさん。
この作品では高校生から大学生に成長していく過程が描かれているんだけど、可愛らしさと大人っぽさが共存していて素敵な女優さんになってきました。
なにより、演技が上手い。
『世界の中心で、愛をさけぶ』のときは、作品そのものにあまり感情移入できなかったから、彼女の印象もそれほど強くなかったんだけど、今作での彼女の演技はすごく良かったです。
テンションの高い無邪気な演技から、感情を大事にする泣きの演技まで、本当に役に入り込んでいるみたい。
にーにー役の妻夫木聡さんとも息がぴったりで、こんなお兄ちゃんと妹だったら、毎日楽しく暮らせるだろうなぁ。

おばあを演じていた平良とみさん(朝ドラの『ちゅらさん』で有名になったおばあ)も、相変わらず良かったな。
最後の最後で、美味しいところを全部もっていった感もあるし。
私にとって、泣くことは一番のストレス発散でもあるから、「泣いていいんだよ」っていう言葉にはすごく愛を感じてしまいます。
自分の弱さを見せることを許されるって、すごく安心するんだよね。

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【MOVIE】バンディッツ

お気に入り度 ★★★★

Movie_35愉しい~!!
クライム・アクションならぬ、クライム・コメディ。
しかも、バカげたコメディとは一線を画した非常に完成度の高い作品。
観たのは今回が初めてじゃないけど、何度観ても騙され、楽しめる。

話の中心となる3人の濃いキャラクターが存分に光っていて、なおかつ3人の絡みも絶妙。
短気で直情型のタフガイ、ジョー(ブルース・ウィルス)と、神経過敏でインテリなテリー(ビリー・ボブ・ソーントン)は脱獄した強盗犯。
そんな2人が恋してしまうのが、結婚に失敗し絶望に打ちひしがれている主婦ケイト(ケイト・ブランシェット)。
凶悪犯2人組にも物怖じせず、むしろ帰る家がないから泊めてほしいと申し出る、テリーの言葉で言えば「ちょっと頭のネジがゆるんだ女」。
銀行強盗をしてお金をため、メキシコでナイトクラブを開こうと夢を抱くジョーとテリーに、ケイトとスタントマンのハーヴィが加わり、奇抜だけど脅迫も発砲も最小限で、しかもフレンドリーな犯行の手口、“お泊り強盗”で次々と銀行を襲い、いつしか全米の注目の的となる。
やっていることは立派な犯罪、でも全く憎めない、人のいい悪党。
憎むどころか愛着すら湧いてきてしまうキャラクターたちです。

犯行手口の発想は、感心するのと呆れてしまうのと半々、実に見事です。
まぁ、それも突っ込みどころは満載なんだけど、コメディと思えばご愛嬌。
それでも完成度が高いと感じさせるのは、この作品全体の語り口が素晴らしいから。
全体の構成がもし違っていたら、ここまで面白い映画にはならなかったんじゃないかな。
冒頭のシーンからクライマックスに至るまで、その構成の随所に企みが垣間見えるという感じ。
さらに、その企みが最後の最後まで明らかにならないところがすごい。
本当に騙されます・・・。
それがまさに痛快。
愉しい~!!

キャストも豪華。
この作品のブルース・ウィルスはとっても良いと思います。
アクション映画のヒーロー的なイメージがとっても強い彼だけど、この作品では人間味溢れる犯罪者。
神経過敏なテリーを演じているビリー・ボブ・ソーントンは、私も以前からずっと注目している演技派俳優なんだけど、今回もこの人はすごい。
役柄によって、毎回全く違う顔を見せてくれるんです。
テリーは神経過敏で自分がものすごく悪い病気を患っているんじゃないかと不安を抱いている役なんだけど、ビリー・ボブ・ソーントン自身、かなりの潔癖症として知られているから、どこかで自分自身を反映させているんじゃないかと思って観ていました。
そして、一番強烈なのはケイト・ブランシェット。
彼女も役柄によって全く違う顔を見せる演技派女優さんだけど、彼女ってしゃべり方や声まで違うの。
いつもと違い、赤毛に濃い化粧姿でちょっとはじけたな女を演じているせいか、彼女のこれまでのイメージを覆していると思います。
私の好きな女優さんのトップ3に入るくらい、素敵な方です。
それでいて可愛さもあるんだから、本当にすごい。

最近、こういう痛快な映画ってない気がする。
感動を誘うか、派手なアクションで惹きつけるか・・・それはそれで良いんだけど、こういう犯罪映画をもっと観てみたいです。

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2006年10月 6日 (金)

【MOVIE】ドンファン

映画が大好きな私ですが、ただ単純に「オススメの映画ある?」と聞かれると、いつも困ってしまいます・・・。
好みって人それぞれだし、その日の気分によって観たい映画も違うはず。
私が大好きな映画=誰にでもオススメできる映画、ではないし。
だから、必ず尋ねます。
「どんな映画が観たいの?ジーンとするやつ?楽しいやつ?スカッとするやつ?」
残念ながら、ここで「背筋が凍りそうなくらい怖いやつ!」と言われてしまうと、私からは何も出てきませんが。

最近、「少人数で楽しみながら観られる映画」というリクエストを頂き、いくつか選んだ中に入れてみたのがこれ。
ちょっと古いし、それほどメジャーでもないけど、クスッと笑えて、ちょっぴり温かい気持ちにもなれる作品。

Movie_34お気に入り度 ★★★★

この映画が好きなのは主演がジョニー・デップだから・・・というわけではないけど、彼の出演作でなければ、観てみようとは思わなかったかもしれない。
この役を彼以外の人が演じるなんて想像がつかないし、他の人にはできないんじゃないかと思う。
・・・と観客に思わせてしまうところが、ジョニー・デップのすごさなんだろうなぁ。
シザーハンズ、エド・ウッド、チャーリーとチョコレート工場、パイレーツ・オブ・カリビアン・・・彼なしでは、どれも大コケしていたかもしれない。

とはいえ、この作品で良いのはジョニー・デップ演じるドンファンだけではありません。
精神科医の職業病とも言える“燃え尽き症候群”で引退を決意しているミックラー医師と、それを温かい目で見守る奥さんの姿がとっても良いです。
マーロン・ブランド演じるミックラー医師は、自殺しようとしていたドンファンを助けるために、自らをドン・オクタビオと名乗ってしまう。(おかしな名前!)
最初のうちは患者であるドンファンの奇妙な言動に手を焼くものの、話を聞いているうちに、心の内にあった情熱を取り戻す・・・。
ドンファンはきっかけを与える存在で、実はこれはミックラー医師の物語なんじゃないかと思う。
奥さんにずっと感謝の気持ちは持っていたものの、彼女が「どうしたいか」というのを聞かずに長年連れ添ってきてしまった。
退職して老後を過ごすときになって、ようやく妻がどういう人間なのか知ろうとする。
その素直な気持ちがとても温かいです。

はっきり言って、おかしな人のおかしな話なんだけど、なんでこんなにあったかい気持ちになれて、「あぁ、よかった~」って思える。
笑っちゃうような話だけど、映画としてはすごく真面目に作りこんである気がします。
情熱を失って燃え尽き症候群になりかけたら、是非この映画を観てください。

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2006年10月 4日 (水)

【DRAMA】功名が辻(第39話)

秀吉の最期・・・とても憐れな最期でした。
豊臣を繁栄させようとすがるような想いを持っていたにも関わらず、世継ぎを産んだ茶々はひどい仕打ち。
どこまでが事実なのかはわからないけど、結果的に秀吉の死期を早めたのは茶々の仕打ちのせいということみたい。
初めは織田への忠心を裏切った秀吉に復讐するつもりでいても、秀吉の子を産んで(本当に秀吉の子かもわからないけど)、側室として人生の一部でも共にした人を、そこまで憎み続けられるものなの?
同姓ながら、女って怖い・・・と思います。
一方で正室の寧々は、「茶々が子を産んだときにあの人(秀吉)は死んだ」と言っていながら、やっぱり最終的には長年連れ添った夫婦愛を見せてくれました。
でも、秀吉の死後、豊臣を守ろうとする寧々は微妙な立場に立たされそう・・・。

山内家でも、世継ぎの件でひと騒動。
一豊の実子を世継ぎにと考えて、必死の想いで側室に子を産ませることを提案した千代。
「男は自分の子孫を残す本能がある」と、一生懸命説得しようとする姿は、なんだか痛々しかったです。
“家”ってそこまで大切なんだ・・・。
でも、そんな千代に一豊は「自分は女遊びに明け暮れているような者よりも男らしくないのか!」と食ってかかります。
ちょっと感動。
千代だけを愛して、他の女にうつつを抜かしたりしない・・・よっぽど男らしくて素敵だと思う。
秀吉とは全く対照的で、なかなか面白い展開でした。

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2006年10月 2日 (月)

【MOVIE】イルマーレ

昨日は1日、映画の日。
会社の同僚に誘われ、またまた映画を観に行ってきました♪
彼女とはたまに一緒に出掛けるんだけど、面白いほどいつも雨が降る・・・。
彼女も私も、自他共に認める雨女・・・相乗効果なんでしょうか。
でも、楽しい時間を過ごせたから良し!

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Movie2『イルマーレ』

2004年と2006年。
違う”時”を生きるふたりの恋は、出会う前から始まっていた。
「あなたと一緒に歩けたら…」
「時を超えても、必ず君のそばへ行く」
ふたりの間に横たわる2年の時間のずれがもたらす不思議な出来事。それとは知らずにすれ違う偶然。ふたりの“時”が重なるとき、いくつもの偶然は、一本の線へとつながっていく・・・。

監督:アレハンドロ・アグレスティ
主なキャスト:キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロック 他

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お気に入り度 ★★★

この作品は2001年の韓国映画のリメイク作品。
邦題についている『イルマーレ』というのは、韓国のオリジナル作品では、2人を結びつける海辺に建つ家を指しているんだけど、本作では、2人が2年の時を超えて会う約束をし、すれ違ってしまう人気のレストランの名前に置き換えられている。
このリメイク作品の原題は“The Lake House”。
やっぱり、2人を結びつける湖の家がタイトルになっています。
なんで邦題を『イルマーレ』にしちゃったんだろう?韓国版を大事に考えたから?
湖の家を象徴するタイトルをつけた方が、絶対良いと思うんだけど・・・ずっとそれが謎でした。

Movie_33でも、作品としては普通に楽しめました。
オリジナル版を観ていないからストーリーも面白かったし、キアヌが演じるアレックスが建築家という設定で、建築の話がいっぱい出てくるし、面白い建物なんかも観られて、視覚的にも楽しめました。
この作品の主題になっている湖の家も、とっても変わっていて面白い。
全面ガラス張りで、本当に湖の上に建っている家。
プライバシーが気になる人には絶対住めない家だし、壁がガラスだから、冬は寒くて夏は暑いだろうなぁ。
でも、こうしてみるとなかなかキレイだし、中にいると湖や空と一体な気分になれるのかも。

こういう気楽に観られるラヴストーリーというのも、たまには良いな。
サンドラ・ブロックが演じるケイトが、孤独を感じながらも誇りを持って仕事をしている姿や、本当は幸せな恋愛をしたいと願っている心情が、等身大でとっても良かったと思う。
上手くいきすぎな結末も、アレックスが死んでしまうという結末でなくて良かった。
死別してしまう恋愛ものはキライ・・・。

キアヌとサンドラが『スピード』以来の共演ということで話題になったけど、確かに2人の親密感は素敵にみえました。
個人的には2人とも特に好きな俳優さんではないんだけど、2人の演技は上手く調和しているような感じがして、好感度アップでした。

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2006年10月 1日 (日)

手作りパン

暇な日曜日、今夜のおかずはロールキャベツ、主食はパンがいいな・・・じゃあ、手作りしちゃえ!!
というわけで、手作りパンに挑戦してみました♪

パン作りは初めてなので、まずは簡単なのから。
インターネットでレシピを色々見てみたら、難易度が書いてあるサイトを発見。
その中から、比較的難易度が低い「ゴマ入りパン」に挑戦することに。

パン作りで一番大事なのは「こねる」という工程らしい。
これが結構大変で、しかも体力が必要。
10~15分くらい、たたいたり、つぶしたり、ひっぱったり。
しかも、よ~くこねた後に、ゴマをたっぷり混ぜ込んでいくんだけど、これが厄介でした・・・。
とにかく、なかなか混ざってくれない!
ゴマがぽろぽろこぼれ出てくるし、本当に根気がいる作業でした。
パン屋さんってすごいな・・・。

Photo_38そして、焼きあがったのがこれ!
ちょっとデコボコしてるけど、見た目は美味しそうだし、においも◎。
さて、味は???

う~ん・・・まずくはない(笑)
もうちょっと塩気があっても良かったんじゃないかと思うけど、焼きたてっていうだけで美味しい気がする。
時間はかかるし、疲れるけど、ちょっとやみつきになりそうなパン作り。
次は大好きなレーズンパンに挑戦したいな。
目指せ、パン職人!

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