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2006年11月12日 (日)

【BOOK】島物語

『島物語』『島物語Ⅱ』/灰谷健次郎

灰谷健次郎さんは、私が小学校のときから大好きな作家です。
小学校の国語の教科書で、『ろくべえまってろよ』って読まなかった?
そう、あれが灰谷健次郎さんの作品です。
その他にも『兎の目』や『太陽の子』、『海の図』など、名作がいっぱい。
近年の作品では『天の瞳』(これも大好き!!)が、テレビドラマになったりもして話題になりました。


Book_24『島物語』は現在2冊まで文庫化されていて、まだ完結していません。
うちの本棚には灰谷作品がずら~っと並んでいるんだけど、昨晩ふと久々に手に取って、2冊を一気に読みきってしまいました。

灰谷さんの作品に共通していること、それは命と正面から向き合って、その尊さを伝えていること。
人と人との繋がりはもちろん、人間が口に入れる食べ物に至るまで、いろんな「命」が私たちの周りには存在していて、そのおかげで人間は今の生活があるのだということが、丁寧に描かれています。
そして、子どもや高齢者の姿を、すごく優しい視点で描いているのが特徴。
現代人が忘れてしまっている命への感謝や、人と人とのあたたかい繋がり。
こんなの理想に過ぎないんじゃないかと思ってしまうくらい、生き生きと描かれる子どもの感性。
今の子ってこんなに感性豊かなのかな?と思わないわけでもないけど、実は大人には見えていないだけで、子どもってみんな本来はこうなんじゃないかと思わされます。

『島物語』は、小学生くらいから読める易しい文章で書かれた作品。
文章自体が小学生の「たかぼう」の目線で書かれているため、子どもでも十分読めるはず。
それでいて、教育、命、家族、生き方、食育・・・様々な現代社会に潜む問題にも通じている内容。
私は、いつか自分の子どもが小学生になったら、この作品をきっと読ませると思う。
そして、一緒に考えようと思います。
ただ何気なく生きている毎日に、感謝するために。
でも、この本を子どもと読むためには、自分自身が子どもに恥じないような生き方をしなくちゃね。
命ときちんと向き合って生きることは、とても難しいことだけど、人間を豊かにする大切なことだと思います。

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コメント

はじめまして。
灰谷さんつながりでお邪魔しています。
わたしも灰谷さんが大好きです。
一人旅も留学中もいつでも一緒でした。
灰谷さんの存在があってこそ、苦しいながらに
生きてこられたところもあります。

rieさんの最後の方にあった文章。
子供に読ませたいから、そのために自分自身が
子供に恥じない生き方をしなくちゃ、命と向き合って生きること・・・というのに
とても共感しました。
わたしはようやくその生き方で道を作り始めました。

長々とごめんなさい。
またふらっと寄らせてもらいますね。

投稿: ユーカリ | 2006年11月23日 (木) 19時59分

>ユーカリさん
はじめまして。
コメントありがとうございます!

私のつたない文章に共感してくださって嬉しいです。
私がこうやって考えられるようになったのは、灰谷さんの作品を読んで生きてきたからだと思います。
『島物語』に限らず、本当に考えさせられる作品ばかりで、今の自分にすごく影響を与えてくれています。
ユーカリさんは、きっと前を向いてしっかりと道を作っていらっしゃる方なんでしょうね。

ぜひ、またふらっと立ち寄ってください。

投稿: rie | 2006年11月23日 (木) 20時24分

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