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2007年1月 5日 (金)

【BOOK】デセプション・ポイント

Book_29『ダ・ヴィンチ・コード』、『天使と悪魔』でおなじみのダン・ブラウンの作品。
本作は前述の2作品のような「ロバート・ラングドン・シリーズ」ではなく、宗教学や誰もが知っている芸術作品は出てきません。
舞台はアメリカ、ワシントンD.C.と北極。
『デセプション・ポイント』を訳すと『欺瞞の極点』・・・つまり、ワシントンDCで起こるアメリカ国民を欺く陰謀の極みと、もうひとつの舞台である北極点を掛けているみたい。
タイトルを見ても何のことかさっぱりわからないけど、中を読めば上手いタイトルだなぁと納得。

ダン・ブラウンの作品を読んでいてすごいと感じることのひとつは、詰め込まれた知識の豊富さ!
あらゆる下調べが徹底しているし、それが架空のものなのか現存するものなのか全くわからなくなってしまうんだなぁ。
それくらい、細かい描写に説得力がある。
この作品にはホワイトハウスやNRO(アメリカ国家偵察局)、NASAが出てくるほか、アメリカ政府が公式に存在を認めていないデルタフォース(アメリカ陸軍 第一特殊作戦部隊D分遣隊)なんかも出てきて、「その技術は本当のことなの???」って思うことがいっぱい。
そこが面白くて、ついついリアルに受け止めてしまうのです。

そしてもうひとつは、構成の巧みさ。
次から次へと場面が切り替り、視点が切り替るから、連続ドラマが良いところで「つづく」になってしまうのと同じ感覚で、早く次が見たい!ってどんどんページを捲ってしまう。
そのまま映画の脚本になってしまいそうな構成で、完全に読者を虜にしようとしている。
それがわかっていても引き込まれていくから楽しめる作品になっているんじゃないかな。

『ダ・ヴィンチ・コード』に続き、『天使と悪魔』の映画化が決まっているけど、個人的には『天使と悪魔』よりも『デセプション・ポイント』の方が映像で観てみたい。
最新鋭(それとも未来?)の技術が詰まって宇宙にまで話が及び、政治的な駆け引きも存分に組み込まれたアクション大作が出来上がりそう。
内容の面白さとしては『天使と悪魔』の方が面白かった気がするけど、あまり映像で見たいと思えないし・・・。
その点、『デセプション・ポイント』は、知的な推理ドラマも兼ね備えたアクション映画として受け入れられそうな気がする。

ダン・ブラウンの作品でまだ読んでいないのは『パズル・パレス』。
基本的にこの手の本は家族で回し読みだから、私のところに回ってくるのは両親が読んでから。
文庫本はいつ出るのかな。
ミステリー小説なんて全く興味がなかったのに、ちょっとはまり気味。
でも、次は血が流れない本を読みたいな。

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