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2007年5月19日 (土)

良く見えるメカニズム

良く見える商品には、良く見せるメカニズムが存在する。
開発という仕事をしていると、商品の良いところも悪いところも見えてきます。
でも、悪いところは決して表に出さない。
良いところを徹底的にアピールして、その陰に覆い隠してしまいます。
良いところだったら、詐欺にはならない程度に過大評価することもある。
消費者にはわからない上手な隠し方で、良く見える商品が出来上がっていくんです。

開発の仕事はなんとなく華やかに聞こえるかもしれないけど、虚しいと感じることがある。
自分が正しいと思って主張することが、「これは売り方だから」というひとことで覆されたり・・・。
どこで一線をひくかというポリシーは持ちつつも、姉歯の事件やデータ捏造なんかと紙一重だなぁって思う。
こんな風に思う私は、開発という仕事に向いてないんじゃないかな。
素直に、正直に生きたいなぁ・・・。

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コメント

coccoが以前に一度引退する前に、雑誌で一冊まるごとcocco特集があって、coccoも同じようなことを言ってたよ。
『自分の頭の中にはどんどん新しい曲が生まれてきて、でもその曲が世の中に出される時には随分時間が経ってしまってて、自分にとってはそれじゃぁウソなんだ。頭の中に流れてるその時に、みんなに聴こえなきゃ意味がない。」
って、まぁそんなようなことを言ってた。
私はそんな不器用なことを言うcoccoが大好きだったけど。

投稿: chie | 2007年5月23日 (水) 08時34分

>chie
なぁるほどねぇ。
想いとか感情をそのまま伝えられないもどかしさってことだね。
現実的な「商品」にしようとすればするほど、「なんてつまらないものになっちゃったんだろう」って思うんだよね・・・。
ミュージシャンとか芸術家って、そういう感情をストレートに伝えられる仕事で羨ましいって思ってたけど、必ずしもそうとは言えないんだね。

投稿: rie | 2007年5月23日 (水) 12時11分

住宅を〝売る〟〝売れない〟というモノサシでしかみれない人種が可愛そうと思う今日この頃。

こと、建設業界においては、何が受け入れられるか分からない。
そんな時代に『コレが売りだから』と
恥ずかしげもなく言えてしまう人が居るとするならとんだオメデタイ話ですね。

消費者やエンドユーザーが求めているのは、
聞き心地の良い夢物語ばかりでは無いはず。

・・・そんなこと考える私も開発者にはなりきれなかった人間のひとりかも知れない(笑
・・・っま、正確にいうと『そういう会社の開発者』ですが、、、

投稿: tena | 2007年5月26日 (土) 19時14分

>tenaさん
ご無沙汰してます!
本当に「向いてないんだなぁ」と感じる今日この頃です・・・(笑)
自分が心から良いと思えないものは、結局売れるわけがないんですよね。
逆を言えば、本当に良いと思ってお奨めできるものは、自然とその良さが伝わるはずだと思うのですが・・・。
上司のひとことで覆されると凹みますが、そのひとことを言う上司が、私の想いは理解してくれつつ、敢えて言ってくれているというのが救いと思うしかないみたいです。

投稿: rie | 2007年5月28日 (月) 18時27分

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