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2008年12月26日 (金)

一本の線を決める

設計の仕事では、電気設備図や展開図を作成します。
入力自体はなんてことない作業だけど、
家全体の構想やお客様の要望を叶えるために色々と考えていくと、煮詰まってしまうこともある。
ただの“作図”なのか“設計”なのかは、ひとつひとつに理由があるかどうかだと思います。
家具の図面ひとつをとっても、一本を線を引くのに悩むこともしばしば。
引出しの深さは8㎝がいいのか、10㎝がいいのか・・・扉は引戸にするか開き戸にするか、オープンにするのか。
全てはお施主さんへの暮らし方提案。
その一本の線を決めてあげることが、私の仕事。

はっきり言って、以前の会社で開発の仕事をしていたときは、
「これが私の仕事です」
って、ちゃんと説明できなかった。
空気環境と温熱環境の担当者・・・で?何をしているの?
商品づくりに携わっていても、本当の意味でお客様の求めているものも、商品に対する反応もわからない。
自分が何をしているのかわかっていなかったんだなぁ・・・と今は思います。
でも、社会人になりたての4~5年なんて、それでも良かった気がする。
最高の先輩や後輩に恵まれていたことも大きな財産だし。
前の仕事を一生懸命やっていた自分がいなければ、今の仕事の意味もきっとわからなかった。
積み重ねてきたものがあるから、この仕事を楽しいと思えるんだと思います。

ただ残念なことに、仕事が楽しいかどうかと良い会社かどうかは全然別の問題みたい・・・。

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コメント

前の仕事…何となく分かる気が(笑
仕事をしていて反応が無いとホント虚しいですからね…私は過去“ありがとう”っという言葉に飢えてました(笑
研究職で万人に喜ばれる薬を作るのも良いけれど、町医者で個々にお世話して喜ばれる人生も素敵ですね。
故にホント会社は残念です。。

投稿: tena | 2008年12月28日 (日) 22時20分

>tenaさん
“ありがとう”という言葉に飢えていたというのは、本当によくわかります!
仕事をひとつして最高の“ありがとう”という言葉をもらうと、自分自身もお客さんに“ありがとう”という気持ちをいつも持っていられる気がします。

投稿: rie | 2009年1月 9日 (金) 11時57分

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